木津川市議会 > 2012-03-15 >
平成24年第1回定例会(第4号) 本文 開催日:2012年03月15日
平成24年第1回定例会(第4号) 議事日程及び一般質問表 開催日:2012年03月15日
平成24年第1回定例会(第4号) 議事日程及び一般質問表 開催日:2012年03月15日
平成24年第1回定例会(第4号) 本文 開催日:2012年03月15日

  • "議員"(/)
ツイート シェア
  1. 木津川市議会 2012-03-15
    平成24年第1回定例会(第4号) 本文 開催日:2012年03月15日


    取得元: 木津川市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-21
    2012年03月15日:平成24年第1回定例会(第4号) 本文 ▼最初のヒット発言へ(全 0 ヒット)       平成24年第1回木津川市議会定例会会議録(第4号) 午前9時30分 開議 ◯議長(尾崎 輝雄) 皆さん、おはようございます。早朝よりご苦労さまでございます。  ただいまの出席議員は24人であります。  これより平成24年第1回木津川市議会定例会を再開し、直ちに本日の会議を開きます。  ここで、昨年3月11日に発生いたしました東日本大震災における多くの犠牲者に対しまして、黙祷をしたいと思います。  皆様方、恐れ入りますが、ご起立お願いいたします。  黙祷。    (起立 黙祷) ◯議長(尾崎 輝雄) お直りください。着席してください。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。  日程に入ります。      ──────────────────────── ◯議長(尾崎 輝雄) 日程第1、一般質問を行います。  一般質問をされる方は、15人で34問であります。  本日は、5人の12問で行います。  それでは、1番目、七条孝之さん。    (七条 孝之君質問席へ移動)
    ◯12番(七条 孝之) おはようございます。  民主改革クラブ、12番議員七条孝之です。本日は、2問質問させていただきます。  1問目といたしまして、質問事項茶問屋ストリートを核とした歴史街道の整備についてでございます。  平成24年度施政方針の主要施策である新規事業の一つ、「個性を活かした魅力ある地域文化の創造」についてをお尋ねします。  まず、施策の中に「山城茶問屋ストリート」の計画が盛り込まれましたが、昨年の12月定例会一般質問で、この茶問屋ストリートについて質問させていただきました。ことしの主要施策として進展したことは、地元として大変うれしく思います。まず、このことを申し上げて、質問させていただきます。  1番目といたしまして、地域の活性化や地域課題の解決を図る「環の拠点」とはどのようなことか。特に、「環」とは何を意味し、どのようなイメージを想定しているのか。  2点目、「地域の課題」とは、具体的にどのような課題か。  3点目、協議会を設置するための学識者、地域住民とは、どういうグループを意味するか。商工会や地元企業との連携はどうするか。山城町時代の大学による研究グループの報告は現在でも実用的と評価するが、その意見を取り入れるか。  4点目、自転車愛好家から意見を聞くとあるが、自転車にとって一番の障害となるものは何か。  5点目、以前提案した、アスファルトカラー舗装ブロックのない歩道は検討されたか。  6点目、木津地域加茂地域への拡大を検討するとあるが、具体的に検討しているルートはあるか。茶問屋ストリートは、木津川を渡れば奈良道につながる。木津川に水没橋をつくって、つなげるという案を提案したい。流域の川床の管理にもつながり、泉大橋の保守にも役立つと思われるが、市の考えはどうか。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 七条議員のご質問にお答えいたします。  休日には、木津川沿い自転車専用道を利用する多くのサイクリング愛好家が木津川市を訪れています。  木津川市を訪れるサイクリング愛好家のニーズを反映した拠点を旧街道沿いに整備することで、交流人口増加によるにぎわい創出を図るとともに、地域的な課題の解決を図っていこうとするものでございます。  「環の拠点」には、「サイクリングの環」「地域との交流の環」「健康づくりの環」の機能を備えるものとして、職員から提案があったものでございます。  その他のことにつきましては、担当部長からご答弁申し上げます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長公室長◯市長公室長(鈴木 宏治) 市長公室長でございます。  七条議員からの2問目から6問目までのご質問につきまして、私のほうからお答えさせていただきます。  まず、地域の課題についてでございますが、何より歴史的な建造物が取り壊され、茶問屋街としての景観が失われていくことでございます。  また、地域の高齢者が気楽に集えるような拠点が少ないと考えております。  そのほかにも、食生活の多様化、生活様式の変化等によりまして、お茶を入れながら相手をもてなすという私たちのよき習慣が薄れてきたことも、緑茶等の消費や価格の低下を招く一因となっているのではないかと考えているところでございます。  次に、環の拠点設置準備会の構成についてでございますが、地域振興都市計画の観点から有識者として大学の先生に、また地区計画住民交流の観点から地域住民の代表者に、飲食店や特産品の情報や販路拡大の観点から商工会からも参画いただきたいと考えております。  環の拠点につきましても、計画の策定段階から地域住民を初め多くの関係者にご参加いただく市民参画方式で進めてまいりたいと考えております。特に、拠点の運営につきましては、市民協働が不可欠であると考えております。  なお、平成15年3月に取りまとめられました上狛南部茶問屋ストリートの整備・景観保全に関する調査報告書につきましても、貴重な情報として共有することが重要であると考えているところでございます。  次に、サイクリング愛好家にとっての問題でございますが、提案者が事前にヒアリングいたしましたところ、自転車専用道周辺にはトイレや食事をとれる休憩所がないことが課題であると伺っております。  次に、アスファルトカラー舗装等の具体的な内容につきましては、拠点設置準備会におきまして、活発なご議論を期待しているところでございます。  次に、木津地域加茂地域への拡大ルートについてでございますが、まずは茶問屋ストリートにおいて「環の拠点」を整備いたしまして、他の地域への拡大につきましては、次のステップとして検討いたしたいと考えております。  また、潜水橋を新たに設置することは、河川管理施設等構造令もあり、残念ながら新規に許可されないと聞き及んでいるところでございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 七条さん。 ◯12番(七条 孝之) いろいろご説明いただきました。  まず、1点目でございます。要するに、自転車のタイヤ、ホイールの輪ということと人の輪ということをかけて「環」という言葉を使われたように私なりに理解しております。それはそれで結構でございます。地域の環、自転車の健康づくりも、よくわかりました。  余談になるんですけれども、確かに私、少し数年前ですか、自転車協会コマーシャルだったと思うんですけれども、トラックいっぱいの薬より自転車1台をという、こういうコマーシャルを覚えております。自転車の健康をアピールしている、そういうコマーシャルでございました。自転車は健康にいい、確かにそのことは私は否定しませんが、しかし茶問屋ストリートは、自転車で楽しむまちではなく、歩いて楽しむまちだと、私はこのように思っております。茶問屋ストリートまで自転車で来ていただいて、その後は、そこから茶問屋ストリートをぜひ歩いて、お茶や茶問屋の風景を楽しんでもらいたい、そのように願っておるわけですが、市長、その点いかがでしょうか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長。 ◯市長(河井 規子) 七条議員のご質問にお答えいたします。  当然、やはりまちの中を歩いていただくというのが目標であります。しかしながら、今、やはり木津川アートでもたくさんの方がお越しいただいたわけですけれども、まちに足を運んでいただく、まちを知っていただくということも、まずは大事かなというふうに思っております。  今、平日では、1時間に30人ぐらい、休日では、1時間に50人ぐらいの愛好家の方が来られるということを聞いておりますので、まずはそういう拠点をつくることで、木津川市の中に足を運んでいただく、そこから広がっていくのかなというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 七条さん。 ◯12番(七条 孝之) 私はもともとこの茶問屋ストリートは、自然や景色を楽しむまちではないと、このように思っております。私がこだわっているのは、この歴史的ななりわい、このつくり上げた景観を後世に残していく、そのことを看板にして、このまちづくりを願っているわけであります。  市長の答弁でもございましたけれども、木津川アートですか、いろいろ歩いて楽しんでもらうのも結構でございます。そこで、サイクリングロードにも使っていただくのも結構でございますが、どうしてでもやっぱり私は歩いてこの町並みを楽しんでいただきたい、このような思いを持って、この質問を、今、させていただきました。  それでは、2番目の質問に入らせていただきます。  地域の課題とは具体的にどのような課題かということで、質問させていただきました。公室長のほうから、歴史的な建物、建造物が取り壊され、茶問屋としての景観が失われていることにあるという、一つの答弁をいただいております。  ここで私が思いますには、原因の一つには、茶問屋ストリートとしての道路の整備、景観的な整備がなされていないのではないかと、できていないのではないかと、これが一つの原因ではないかと、このように思っております。  仮に、私、前回、一般質問で写真を提示して、茶問屋街にふさわしい道路を整備すればという、そういう歴史的な建物を残すことで、人も出てくるし、またそれを活かして商売をしようとする人も出てくると思います。  実際、私の近くにあります事業者からも同じような意見を聞いているわけでありますが、だれかが保存と活性化に努力しなければ、だんだんこの景観は崩れていくと私は思いますが、市長、いかがでしょうか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長。 ◯市長(河井 規子) 七条議員のご質問にお答えいたします。  こういった景観をやはり壊していかないようにするには、人がここににぎわっていくということが大事だと思っておりますので、ここに人が集い、そしてにぎわっていく、そういった仕掛けづくりをしていくことで、やはり守っていける方向になるのかなというふうに思っています。  道路とか、そういった景観についても、今後の準備委員会の中で、どういった形がいいのか、また今まで調査していただいた、そういったことも含めて、検討していく段階に入っていくのかなと思っております。  以上です。 ◯議長(尾崎 輝雄) 七条さん。 ◯12番(七条 孝之) 市長の今のお言葉を聞きました。市長の熱いリーダーシップがこれから求められていく、この景観づくりには。私は今、このように感じました。  それでは、次に3問目の質問に入らせていただきます。  協議会を設置するための学識者、地域住民とはというところでお尋ねさせていただきました。これも、公室長のほうからいろいろ取り上げていただきました。  私はこの問題は、山城町時代から取り上げさせていただいております。合併前の山城町のときには、立命館大学の山崎教授茶問屋ストリートデザインを設定していただきました。イメージも添付されています。本日、持って寄せてもらいましたけれども、この本でございます。市長、見てください。これでございます。  この本の中には、いろいろなイメージが入っておりまして、このようなすばらしいデザインをされております。市長、この本、冊子を見られたことはございますか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長。 ◯市長(河井 規子) 七条議員のご質問にお答えいたします。  北別館のほうで、そういった生徒さんの発表会をしていただきましたので、見させていただきました。そのときにいろいろ本も見せていただきましたし、イメージ図をずっと投光していただきましたので、見せていただきました。 ◯議長(尾崎 輝雄) 七条さん。 ◯12番(七条 孝之) 見ていただいたようでございますので、そのとき、見られたときの感想というのがありましたら、ちょっと述べてください。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長。 ◯市長(河井 規子) 七条議員のご質問にお答えいたします。  今の道路の景観とイメージの景観を対比して映されたんですけれども、歩道のところの部分を色を変えたりとか、アスファルトのところをちょっと違うイメージのような形で舗装したりとか、そういう形でつくっていただいたと思います。それと、それぞれのまちの色、そういうイメージの色、そういう色も統一していけるような、そういった方向というのも示していただいたというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 七条さん。 ◯12番(七条 孝之) 結構でございます。見ていただいて、ありがたかったと思います。  それでは、4番目の質問に入らせていただきます。  自転車愛好家から意見を聞くことがあるが、自転車にとって一番障害になるのは何か、このような質問をしたと思いますけれども、ご答弁では、トイレとか休憩所が課題であると、このように答弁されております。  私は、トイレも休憩所も大事であることは、もちろん大事であると思います。しかし、先ほど述べましたけれども、道路の構造に問題があるのではないかと思います。つまり、前回の写真でも見ていただいたと思いますけれども、縁石です。縁石は、時には自転車と歩行者の通行を妨げる最大の原因になっているのではないかと、私個人は思っております。  近年、こういう縁石をまちによっては取り除く運動が行われ、随所にそういう取り除かれているところが見受けられます。先ほどの本でもございましたけれども、山崎教授の以前に示されたイメージでは、縁石はなく、両サイドは石畳で歩きやすくなっています。  やっぱり茶問屋ストリートというのは、そういう散策がされるのが基本だと存じておりますので、このようなすばらしいデザインがありますので、大いに参考にしていただいて、できればこの協議会を設置するという声も上がっておりますので、山崎教授にもぜひこの協議会には参加していただきたいと、このように思っておりますけれども、市長、どうでしょう、この意見は。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長。 ◯市長(河井 規子) 七条議員のご質問にお答えいたします。  これからメンバーにつきましては、十分協議をさせていただいて、やはりこれまでかかわっていただいている方にもご参加いただけるようにというふうに検討していきたいと思っております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 七条さん。 ◯12番(七条 孝之) 山崎教授は、この道にかけてはかなりのプロでございますので、ぜひ委員の一人に加えていただければと思っております。  コンタクトをとれと言われたら、私のほうからでもさせていただきますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  それでは、5番目の質問に入らせていただきます。  何度も言っているようですけれども、以前に提案させていただきました写真でございます。あのアスファルトカラーの舗装とブロックは、その後、検討していただけましたか。答弁願います。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長公室長◯市長公室長(鈴木 宏治) 市長公室長でございます。  七条議員の再度のご質問にお答えいたします。  先ほどお答えさせていただきましたとおり、具体的な内容の検討までは至っておりませんが、今後、拠点設置の準備会、また協議会等に移っていく中で、活発な議論の中で、そういったご意見もいただいているということで、そういう舗装の色なんかも検討できればなと考えております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 七条さん。 ◯12番(七条 孝之) なるべくこのように検討していただきたいと思いますけれども、このアスファルトカラーのことについて、少し質問させていただきます。  アスファルトカラーの舗装とブロックのない歩道の検討については、大変、私もこれを質問するに当たって、木津川市のどこにそういう場所が、もしかしたらあるんじゃないかと思って歩いてみました。  あったんですね、これが。相楽小学校の前です。ここは、相楽神社の参道に当たるんですが、歩道と車道は縁石はございません。歩道には、きれいに石畳が敷き詰められていました。実は、こんな身近なところに、そのような立派な参考事例があるんですね。  この計画は木津町時代に施工されたものと思っておりますが、大いに参考にしていただきまして、歩道は石畳、車道はカラー舗装と、ぜひこの旧木津町でやられたノウハウを活用していただいて、茶問屋ストリートのほうにもぜひ転用していただきたいと、このように思う次第でございますが、市長、どうでしょう、この案は。 ◯議長(尾崎 輝雄) 副市長。 ◯副市長(田中 達男) 副市長でございます。  今、七条議員のほうから、相楽小学校相楽神社の間の道路整備の事例を言っていただきました。  当時、学校の周辺整備の関係もございましたし、馬場道の整備という、両面での整備をしたという経過もございます。
     今、議員がおっしゃっておられる茶問屋ストリート、さらには木津の旧本町通り、この辺は一体的に山背古道ルートにもなっております関係で、全体的な整備をどうしようかという観点での議論もございます。  さらには、今、京都府も交えました世界遺産の関係で、宇治茶の切り口で、この茶問屋ストリートもそういった該当の地域に入って、これから検討するということで、かなり幅広くこれから議論が展開されるものと思っておりますので、今ございました相楽神社の前の道路を参考にしながら、木津川市内のそういう歴史的な景観をこれからどうしていくかということは、この茶問屋ストリートだけではなくて、市内全体で議論が展開していかれると、そのうちの一つかというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 七条さん。 ◯12番(七条 孝之) ご答弁いただきました。  議論するというご答弁をいただいております。ありがたいです。結構でございます。ぜひやっていただきたいと思います。  私、景観を残すためには、この全国的な先進事例も大いに参考にしていくべきだと思うわけです。  先ほども述べましたが、このストリートなりわいが現在に残るところに価値があるんですね。今までのなりわいが現在に残っているところに、このまちの価値が僕はあると思うんです。この価値を全国的にアピールしていくためにも、私が前回提案させていただきました、文科省の重要文化的景観の指定に向けての努力でございます。努力すべきだと私は思います。  この指定は、都道府県または市町村の申請となっておりまして、民間や商工会、そういうところでできるものではございません。そこで、前回に引き続き再度お尋ねしますが、この指定を受けることは検討していただけましたかというよりは、要望していただいたんでしょうか、どうでしょうか。その点、お尋ねします。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長。 ◯市長(河井 規子) 七条議員のご質問にお答えいたします。  重要文化的景観ということになりますと、やはり地域の方たちのいろいろなご理解が必要になってくるというふうに思っております。  いろんな縛りも係ってくるというふうに思いますので、今回、この「環の拠点」、こういったまちづくりの中で、地元の方、地域の方も一緒に入っていただいてまちづくりを考えていこうと思っておりますので、その中でやはりいろんなご理解をいただいて、まちをどういう形にしていくのかという中で、そういったまたご提案も出てくるかなというように思っておりますので、やはり市も一緒に地域の方たちと思いを共有しながら進めてまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 七条さん。 ◯12番(七条 孝之) もう少し市長の熱い答弁のほうを欲しかったんですけれども、何か一歩引いたような感じで、ちょっと私、今、内心、残念だなと思っておるんでございますけれども、市長、ここまでいろんなことを市長に尋ねてきました。もう一度、市長の簡潔的なお答えをできたらお願いします。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長。 ◯市長(河井 規子) 七条議員のご質問にお答えいたします。  やはりまちづくりというのは、今おっしゃいましたように、これまでの重要な景観がどんどん壊れていくということには、本当に私も心を痛めております。人口がふえる地域だけがあっていいのかということになりますと、やはり旧の貴重なまち、そういったまちも何とか残していきたいという思いを持っております。そういう中で、私は大きなきっかけになったのは、木津川アートではなかったかなというふうに思います。  それまで、やはりなかなか地元の方がまちの中を歩いても、やはり地域でない方、いろんな方がその中を歩かれるという機会というのはなかなか少なかったのではないかなと思います。  歩くことで、やはりそのまちのよさ、また再発見が非常にできたというふうに思っておりますので、今回、やはり本当に昔から歴史のある茶問屋ストリート、今、副市長のほうからお話もありましたように、世界遺産にお茶の文化として残していく、その一つの地域であるということも、京都府のほうでも、今、働きかけをしておりますので、そういう地域をどのように残していくのかというきっかけの中で、まずはやはり人がここに集まっていただくきっかけづくりをする。その中で、やはりいろいろ地域の方と一緒に、今、茶問屋ですので、お茶の入れ方とか、お茶のよさ、その文化の継承なども、そこに加味しながら、そこでまたゆっくり歩いていただいたり、またそこで特産品を食べていただいたり、お土産を買っていただいたりと、そういうふうに少しずつそこから拠点が広げているのではないかなというふうに思っております。  そういったまちづくりをすることによって、また次、奈良街道、また船屋といった、そういったすばらしい地域もまだまだございますので、そういったことをモデルにしながら次のまちづくりのステージにしていきたいと、そのようなふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 七条さん。 ◯12番(七条 孝之) 市長の先ほどの答弁より、今、少し熱意を感じました。  この計画は、実際進めていくのは事務方になると思うんですけれども、この案件はどの部署で担当されるのか、お尋ねします。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長公室長◯市長公室長(鈴木 宏治) 市長公室長でございます。  ただいまの七条議員のご質問にお答えいたします。  今現在、この環の拠点創出事業につきましては、当然、いろいろな部局との連携も必要になってきますし、総合調整の役割も担っております市長公室学研企画課のほうで担っていこうと考えております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 七条さん。 ◯12番(七条 孝之) わかりました。ありがとうございます。  少ししゃべらせていただきます。  我々議員は、研修を各地視察する機会を得ています。そこで、このような案件に対して成功事例を見ますと、結構、行政マンのやる気、それが全面的に出ているように、私は視察に行くたびに、そのように思っております。  まず一例を挙げますと、古い話になるんですが、これは山城町時代の研修でございました。大江健三郎さんの愛媛県の内子町へ行ってきました。そこでもいろいろな話を聞いておりましたところ、行政マンのやる気がひしひしと感じたわけであります。  また、会派で先だって佐賀県の武雄市のほうへ寄せていただきました。そこでは、景観じゃないんですけれども、事務的なことで、TwitterとかFacebookを活かした市民との交流、そういうものを職員の発案でやっておられると、そういうことを勉強してきたわけでございます。  この茶問屋ストリートの企画は、職員の提案でもあり、これは大変、私はすばらしいことをやったなと思っております。そこで、もう一歩踏み込んで、やってみたいという職員を募り、実行を任せてみるということはできないものか。私は提案者と推進者は別であってもいいように思っております。この提案を自分ながらできる、あるいはやってみようやないかという職員がおられたら、まさにその職場を与えるべきだと私は思います。これが市の活性化につながっていくんじゃないでしょうか。市が活性化すれば、必ず市民はついてくるものです。提案制度を進化させ、実行者を募るのです。結果として、市の活性化につながると思いますが、市長、この提案制度はいかがでしょうか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長。 ◯市長(河井 規子) 七条議員のご質問にお答えいたします。  今回の提案制度につきましては、やる気のある職員の多少の人事のほうの関係にも制度が組み入れられているというところがございます。当然、それをやりたい職員がやる気を出してやるということについては、思いが一つ、二つ、やはり積極的になるのかなというふうにも思いますし、すべてそういう形で行ける場合もありますし、その職に与えられた者がやる気を出して一緒にやっていくということもございますので、今、ご提案いただいたことをできるだけ実現できるように努力はしてみたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 七条さん。 ◯12番(七条 孝之) ぜひ、前向きに取り組んでいただけることを要望しておきます。  6番目の質問に入らせていただきます。  いろいろございますが、水没橋の提案でございます。ちょっとスケールが広がっていきますので、その点、よろしくお願いいたします。  山城側から木津へ渡る、本町を経由して奈良道につながっていく、東大寺へ行く道なんです。昔の人は、多分、この道を使われたと思っております。茶問屋から木津川を渡り、奈良道を経由して東大寺へ行く、何か物すごくロマンがあるような話であります。  古来、この地域の文化と経済がきっとつながっていたんじゃないかと、私はここに想像しております。先ほど言いましたけれども、大変ロマンがあります。  この木津川に水没橋をつくり、歴史街道を再現しようというのが、私の提案です。そんなものなかなかできひんというのがまずあると思うんですけれども、しかしやってみたいというのが私の提案です。  水没橋とあわせて木津川の砂の、今、砂が物すごくふえてきたようですけれども、適正管理を行って、雑木の伐採などを進めれば、河川の安全にもつながっていくんじゃないかと思う次第でございます。  今、木津川の上流の南山城村のほうの河川では、国交省直轄事業であって、水辺に親水空間をつくる事業として雑木や伐採がされ、川の近くまでおりられる工事が、今、着々と進められております。  木津川市も、木津川の名前を市の冠に挙げられた本市でございますので、木津川を活用した施策、つまり水没橋があってもおかしくないのではないかと、このように思いますが、またこれが新しい木津川市の名所にもなっていくのではないか、重ねてそのように思っております。市長、水没橋はどうでしょうか。  この問題は、私はこの市会議員をさせていただきました当初の一般質問でも一度取り上げて、市長、それは無理だという話で、それなら自分がやって、私が後からついていくというような答弁をいただいたように記憶しているんですけれども、それはどうでしょうか。お答えください。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長。 ◯市長(河井 規子) 七条議員のご質問にお答えいたします。  以前にも橋をかけてはどうかというご質問をいただいて、とてもロマンがあっていいですねというふうにお答えをさせていただいたというふうに思います。  ただ、いざそれをかけるとなると、非常にいろんな縛りがあったり、なかなか新規に許可されないだろうということも言われているわけですけれども、多くの方から、やはりそういう橋をかけてつなぎたいという、そういった声をたくさん聞いております。  本当にこれがどこまで実現できるのか、またやはり行政だけではなかなかそういった声というのは届かないということで、やはり市民の皆さんや多くの方からそういった大きな声が上がってきて、みんなでそういうことをやっていこうという、そういった力が沸き上がってくる、そういう中で、行政も一緒に実現に向けてできることを動いてみるというのも、とても夢があるなというふうに思っておりますので、なかなか許可されないという事実はあるんですけれども、まずはそういった夢に向かって、七条議員さん先頭で、そういったことを引っ張っていっていただくということになるとありがたいなというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 七条さん。 ◯12番(七条 孝之) 歴史的街道の整備について、何度も申し上げてきました。  最後に、この茶問屋ストリートは、なりわいがもたらした貴重な景観であると常々思っております。ぜひ、先ほども申し上げましたけれども、重要文化的景観の指定に向けて努力を願いたい、切にそのように思います。指定を受けることにより、やはりこのまち、また市民も、自分のまちに誇りを持つようになってくるんじゃないかと、そのように思います。木津川市も全国にPRでき、価値あるものとなると私は信じて、確信しております。ぜひ、茶問屋ストリートの特性を活かしたまちづくりをお願いして、この質問は終わりたいと思います。  次に、2問目に入らせていただきます。  2問目でございます。この質問は、過去に何人かの議員さんも取り上げられてきた問題でございます。重複するところも多々あると思いますけれども、よろしくお願いしたいと思います。  それでは、空き家の適正管理についてお尋ねします。  少子化・核家族化の進展により、適切な管理がされないまま放置された空き家が本市においても急増している。長期にわたる空き家の放置は、敷地の樹木、雑草の繁茂により、近隣の生活環境を阻害し、不審者の侵入による犯罪や放火などを誘発する恐れもある。  また、災害時に倒壊する危険性や地域住民の避難活動の妨げにもなりかねない。実際、市内においても、既に朽ち果て放置されている家屋も数点見受けられる。  市民の生活環境の保全、災害時の安全確保、犯罪を未然に防ぐ観点から、空き家の適正な管理が求められる。そこで、下記の点についてお聞きします。  1点目、空き家の調査をどれくらいの頻度で行っているか。また、市内に長期放置された空き家がどれぐらい存在するか把握されているか。  2点目、管理不十分な空き家は、近隣住民にとって危険な箇所と認識されているか。  3点目、空き家の所有者に対してどのような呼びかけ、連絡を行っているか。  4点目、空き家の管理や処分を行う条例を制定する考えはあるか、お尋ねします。 ◯議長(尾崎 輝雄) 生活環境部長。    (生活環境部長 渡辺 善次君登壇) ◯生活環境部長(渡辺 善次) 生活環境部長でございます。  七条議員の2問目の質問にお答えをいたします。  まず1点目の質問でございますが、当市では平成21年度に緊急雇用創出事業を活用いたしまして、廃屋実態調査を実施いたしました。  長期にわたり維持管理がなされていない廃屋や空き家は、生活衛生環境の悪化や防災・防犯上の危険性、さらには隣接道路利用者への被害発生の危険性が高まるなど、さまざまな悪影響を及ぼすことから、廃屋または空き家の台帳の整備をいたしました。  その結果、合計360件の廃屋または空き家の存在を把握しましたが、早急に対策を講じる必要があると判断いたしました52件につきまして、適正な維持管理を要請する文書通知を平成22年度に送付したところ、現在まで5件の解体、撤去をしていただきました。  次に、2点目でございますが、特に早急に対策を講じる必要があると判断いたしました物件につきまして、周辺住民に対する環境衛生上、防災・防犯上、また隣接道路利用者等に危害を及ぼす可能性が高いと認識をしており、関係課と連携して、定期的なパトロールを行うとともに、所有者に対して適正管理の要請を行っております。  3点目でございますが、所有者に対する適正管理の要請につきましては、不動産登記簿上の所有者に対しまして、書面により行っております。また、建物所有者が不明の場合は、土地所有者あてに通知を行っております。  最後に、4点目でございますが、個人の私的財産である建物や土地などは、所有者自身の責任において対処するべきものであるということを基本としておりますので、空き家の適正管理に関する条例等の制定は予定しておりません。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 七条さん。 ◯12番(七条 孝之) ご説明いただきました。  空き家の件でございますけれども、空き家の調査、たびたび行われていると思いますけれども、調査をされた結果は、担当課としてはどのような感想を持っておられるのか、お尋ねしたいと思います。 ◯議長(尾崎 輝雄) 生活環境部長。 ◯生活環境部長(渡辺 善次) 生活環境部長でございます。  七条議員の再度のご質問にお答えをさせていただきます。  やはり年々増加してきているなというのが率直な感想でございまして、特に先ほど申し上げました52件等につきましては、近隣の方々等に対する安全確保等を考えますと、何らかの対応が必要だというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 七条さん。 ◯12番(七条 孝之) 何らかの対応が必要と、これ、難しい問題なんですね。これは、人様のものに手をつけることはできないから。私、その気持ち、物すごくよくわかります。だから、この件に対しては、進まないのは、そこにあると思うんですね。まず、それはずっと話していても仕方ないことですので、多分そうだと思うんです、私。  市内に長期放置されている空き家は、今、それはちょっと説明があったんですが、360件ですか。52件がもうどうにもならないと判断されているわけですね。これは、物すごい数ですね。これは、どんどんどんどんふえていくと思います。今後、このふえていくことによって、どのような対応を考えておられるのか、お尋ねしたいと思います。 ◯議長(尾崎 輝雄) 生活環境部長。 ◯生活環境部長(渡辺 善次) 生活環境部長でございます。  七条議員の再度のご質問にお答えをさせていただきたいと思います。  2008年の総務省の調査によりますと、そのような非常に老朽化して、非常に危険な空き家につきましては、全国に180万戸があるというふうなことで、これにつきましては、いろんな新聞紙上等も年々大きく取り上げられてきておるというふうなところでございます。  ただ、七条議員も先ほどおっしゃっていただきましたように、非常に難しい問題、法的背景が整備されておらないというふうな難しい問題がございますので、まず危険箇所につきましては、定期的なパトロールをしていきながら、市のほうといたしましても、法的な整備が進むようにお願いをしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。
    ◯議長(尾崎 輝雄) 七条さん。 ◯12番(七条 孝之) 例えば、所有者の不明の場合、行政対応はどうされているんですか。所有者が不明、また不在とかだった場合は、対応のしようがないと思うんですけれども、こんな問題、質問してもどうかと思いますけれども、どうされているんですか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 生活環境部長。 ◯生活環境部長(渡辺 善次) 生活環境部長でございます。  再度のご質問にお答えさせていただきます。  まず、おっしゃいましたように、登記簿上に家屋等の明記がきちっとされておらないようなケースが多々ございます。そのような場合につきましては、土地所有者に対しまして要請のほうをしておるというふうな状況でございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 七条さん。 ◯12番(七条 孝之) この前、ちょっとネットで見たんですけれども、空き家の放置を防ぐために、空き家の有効活用を考えるというところで、空き家バンクを実施されている市町村がございます。そのアンケートを見てみますと、現在、実施されている自治体は、54.4%、今後実施計画があるというところは30.9%です。木津川市の場合はどうなんでしょう、空き家バンクというのには。どのような対応をとられているのか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長公室長◯市長公室長(鈴木 宏治) 市長公室長でございます。  七条議員からの空き家バンクに関するご質問でございます。  以前にも何回か空き家バンクについてはご質問があり、ご答弁させていただいておりますが、空き家バンク制度につきましては、定住策の一手法であるという認識はございますが、先ほど生活環境部長からも答弁がございましたとおり、一般的には、個人の財産というのはご自身でご活用いただくべきではという観点から、現時点では、空き家バンク制度の創設については検討していないというところでございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 七条さん。 ◯12番(七条 孝之) わかりました。  3点目に入ります。  管理不十分な空き家は、近隣住民にとって危険な箇所と認識されているか、その点、お尋ねします。 ◯議長(尾崎 輝雄) 生活環境部長。 ◯生活環境部長(渡辺 善次) 生活環境部長でございます。  そのように認識をしております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 七条さん。 ◯12番(七条 孝之) 空き家が管理されないことで、やがて空き家は廃屋化していきます。朽ちていきますね。これは、近隣住民にとっても、生活環境に支障を来すことは明らかであると言えます。  この今認識されている以上は、一時の苦情処理でなく、危険な箇所として把握して、住民の安全を守る対応が求められていると思いますが、その点はどのように思われますか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 生活環境部長。 ◯生活環境部長(渡辺 善次) 生活環境部長でございます。  七条議員の再度の質問にお答えをさせていただきます。  議員今おっしゃいましたように、近隣住民の方から適正な管理を求める苦情や要望を伺っておる物件というのもございます。それにつきましては、随時、特に台風シーズン、それから雨季等のときには、特に重点を置きながら、随時、現地を見回っておるというふうな状況をしておるという状況でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 七条さん。 ◯12番(七条 孝之) わかりました。ぜひ、そのようにお願いしたいと思います。  私、先ほども言いましたけれども、建物の撤去等は、所有者の同意がなかったら、これ大変、正直、行政も手をこまねいているのは事実と思います。これが、先ほどから何遍も言いますけれども、朽ちかけた空き家が撤去できないという理由の一つだろうと、このように思っております。  しかし、防犯面・防災面、これを考えたときに、事故から近隣住民を守るのはだれか。事が起きてからでは遅いと思います。住民を安全から守らなければならない。この点は、行政はどう思われているのか、お尋ねします。 ◯議長(尾崎 輝雄) 生活環境部長。 ◯生活環境部長(渡辺 善次) 生活環境部長でございます。  確かに、通行人の方々等の安全の確保、それからそういう安全面の問題につきましては、一つは、今現在、張り紙を行って、周辺の方々への周知を行っておるというふうな状況で対応しておるという状況でございます。  ただ、関係課とも協議しながら、より安全な方法ということを協議しておるわけでございますが、なかなかいい案が実行に移せないというのが今の現状でございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 七条さん。 ◯12番(七条 孝之) わかりました。  それでは、4番目に入らせていただきます。  空き家の管理や処分を行う条例を制定する考えはあるか。この考えでございます。  空き家の所有者は、適正な管理を行わず、廃屋化、良好な景観の阻害、生活環境の影響、安全な生活の損害等の悪影響を地域に及ぼしても、その責任を問う法的根拠はないと考えられる。このことからも条例の制定が求められ、市独自の対策に乗り出す時期に来ているのではないかと思いますが、この点はどのように思われますか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 生活環境部長。 ◯生活環境部長(渡辺 善次) 生活環境部長でございます。  再度のご質問にお答えをさせていただきます。  先ほど申し上げましたように、全国で多くの自治体が同じ悩みを抱えておりまして、最近、そこそこの数の自治体が独自の条例をつくり、対応しておるというふうな状況が見受けられるわけでございますが、その目的の一つが、強制的に行政が解体を執行するというふうなところが一つのねらいというふうなところでも感じておるわけですが、なかなかそこの経費の問題であるとか、特に危険で解体をしてもらえないというふうな場合の多くが、経済的な問題が多くのしかかっておるのかなというふうに感じておりますので、その辺の今後の対応につきまして、今現在、ちょっと苦慮しておるというふうなところでございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 七条さん。 ◯12番(七条 孝之) そうですね、これはやっぱり人様の財産に手をつけるということは、なかなか難しいことだと私は思います。なかなかこの質問、部長のほうも困られたんじゃないかと思います。  最後にさせていただきます。木津川市は、どんどん開発地域がふえております。人口も都市化されてきました。一方で、旧山城町・旧木津町・旧加茂町、この3町においては、子どもたちが育った家を去り、やがてまた親も去り、そして家も朽ちていく、そのような現象が続いてくるんじゃないかと、私はこのように思っております。まさに、木津川市は今、二分化されてきているんじゃないかと、対象的なまちが二つできてきたんじゃないかと、このように思っております。今後、旧3町における空き家への対策は、これからは、10年後、20年後は、市の抱える大きな課題となってくるんじゃないかと、このように感じておりますが、最後にご答弁、お願いします。 ◯議長(尾崎 輝雄) 生活環境部長。 ◯生活環境部長(渡辺 善次) 生活環境部長でございます。  ただいまご提案いただきましたように、現在抱えております物件だけではございませんで、今後、空き家がふえてくるというふうなことに対しては、そのこと自体にも注意を払わなくてはならんことでございますが、空き家がふえないような対応についても、今後、検討してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯12番(七条 孝之) 終わります。 ◯議長(尾崎 輝雄) ただいま10時27分、10時45分まで休憩といたします。    午前10時27分 休憩    午前10時45分 再開 ◯議長(尾崎 輝雄) ただいま10時45分、休憩前に引き続き会議を開きます。  2番目、河口靖子さん。    (河口 靖子君質問席へ移動) ◯3番(河口 靖子) 民主改革クラブ、議席番号3番、河口靖子です。  議長からの指名がありましたので、一般質問をさせていただきます。  まず1番目です。「バス通学児童への無料化を」ということで、質問をさせていただきたいと思っております。  木津川市において、バス通学を利用許可している地域があると思います。ここは有料のため、保護者の経費負担が大変と聞いております。以前よりPTA活動での要望もいろいろと取り上げてこられ、訴えてこられましたが、いまだにそのまま有料ということで、改善されないままであります。  本市の中には、あと1カ所バス通学地域があると聞いておりますが、ここは有料でないということです。義務教育で1地域だけが通学のために経費を負担しなければならない、このようなことは、少し不合理ではないでしょうか。義務教育は、経費の点においても平等であってほしいと思っております。  この地域における無料化についての答弁を求めたいと思います。 ◯議長(尾崎 輝雄) 教育部長。    (教育部長 大西 茂君登壇) ◯教育部長(大西 茂) 教育部長でございます。  河口議員のご質問にご答弁申し上げます。  加茂地域で運行しておりますコミュニティバス路線の中に、加茂通学線があります。銭司地区・山田地区からの加茂小学校への通学児童や奥畑地区からの恭仁小学校への通学児童に対し、学校の始業時間・終業時間に合わせたダイヤ編成を行っております。  これは、あくまでスクールバスとしての位置づけではなく、コミュニティバスとしての運行であり、子どもの利用料金は100円と設定をいたしております。  一方、ご質問いただいております、もう1路線と申しますのは、山城地域で運行しております神童寺線がございます。これは、定時の予約を要する予約型路線でありまして、通学線とはなっておりません。そのため、保護者において登下校の対応をしていただいているというのが現状でございます。  しかしながら、週1回ございます集団下校時には、車両でまとまって乗っていただいているということがございます。この週1回の車両利用に対しまして補助を行っているところでございます。  ご指摘の地域の通学バス利用の無料化につきましては、現時点においては、考えておりません。 ◯議長(尾崎 輝雄) 河口さん。 ◯3番(河口 靖子) 河口です。  今、答弁いただきました銭司地区、山田地区、そして奥畑地区の児童たちは、今、コミュニティバスを利用しながら加茂小のほうに通学いたしております。  以前より加茂地域、この銭司地域は、月ヶ瀬、いわゆる奈良交通の月ヶ瀬から加茂まで運行されておりました路線バスに乗って、以前は通学をしておりました。  ところが、この月ヶ瀬加茂路線が廃止になりまして、子どもたちの通学の経路というか、手段がなくなったということで、その後は行政も大変便宜を図られて、市のマイクロバスで送られていたというふうなことを住民の方からお伺いしております。  このときにも、やはり行政からバスは出ていたんですが、その運転手に対しての経費ということで、保護者が負担されていたという経緯もあります。  そして、現在、加茂コミュニティバスが、奥畑、それから奥畑から恭仁小に送迎されるというか、その路線を通って銭司のほうに行って、そして今現在、加茂駅まで銭司の子どもたちを送っているという、利用しているという、そういう形態になっています。  先ほども申しましたけれども、父兄にとっては教育費がかさむ中で、何とか無料にしてほしい、せめて半額にならないかという、そのような強い思いをお持ちの方がたくさんおられます。そして、何とかならないのかなということで、相談に来られました。  そのようなことは現時点では考えていませんという答弁でしたけれども、やはり今現在、銭司地域においては、過去からずっと公共交通を使っての通学という地域でございます。  この子どもたちがもし徒歩で通学をするならば、木津川にかかっている恭仁大橋を渡って、加茂小学校に通学しなければなりません。また、通学路の途中、163号線を横断しなければなりませんし、距離的にも4キロ近いと聞いています。何よりも、交通安全面において安心が担保されなければならないと私は考えます。そして、現実、どうしても公共交通、いわゆるバスなり、そういう公共交通を使わなければ通学が不可能な地域と考えられます。再度、答弁を求めます。  先ほど「考えておりません」とはっきり言い切っていただきましたが、少しこのことについて前向きに検討していただけないか、再度、答弁をお願いします。 ◯議長(尾崎 輝雄) 教育部長。 ◯教育部長(大西 茂) 教育部長でございます。  河口議員の再度のご質問にご答弁を申し上げます。  ご質問にございましたように、国道163号線につきましては、路線バスが走っておりました。この路線バスの廃止に伴いまして、これまで住民の方々が利用されていた交通機関、手段がなくなったということで、現在、加茂地域で運行しておりますコミュニティバスというものについて、導入をしたという経過がございます。  このコミュニティバスにつきましても、基本的には同一ダイヤと、時間がわかりやすく1時間単位のダイヤというふうになっておりますけれども、特にご質問のございましたように、子どもたちの通学ということに配慮した路線を、学校の始る時間、そして終わる時間については、学校までではなくて、加茂の駅までという形で、現在走っておりますコミュニティバスの時間をその学校の時間に合わせて走っているというのが、いわゆる先ほどご答弁申し上げました、加茂通学線という呼び方をしております。  基本的には、路線バスの廃止に伴う交通手段として、コミュニティバスを導入したということで、子どもの通学ということについても配慮を行っているというところでございます。  これにつきまして、今後、無料化というご質問でございますけれども、コミュニティバスそのものにつきましても、これを市の経費で運行しているということから申し上げまして、月約100万円程度の経費がこのコミュニティバス全体についてかかっているという状況の中で、さらにこの通学線についての半額補助ということについて再度のご質問でございますけれども、現時点においては、そこまでは実施できるという状況ではないということで、再度のご答弁とさせていただきます。よろしくお願いします。 ◯議長(尾崎 輝雄) 河口さん。 ◯3番(河口 靖子) この件について、最後に質問したいと思います。  教育長に伺いたいと思います。この問題について、教育委員会で話し合っていただきたいというふうに考えるのですが、そして教育委員会の委員さんたちもどのように考えておられるか、委員会の開催時にこの議題を出していただくということについて、教育長に答弁を求めます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 教育長。 ◯教育長(森永 重治) 教育長であります。
     河口議員の再質問にお答え申し上げます。  先ほど部長のほうが申し上げましたように、特定地域の方へ向けての負担と給付の問題だと思います。  先ほど申し上げましたように、そこに走っておりますコミュニティバス自身に対しての税負担というのが行われておりますので、現時点で私自身もそこに対しての給付というのはいかがなものかというような思いはいたしております。  ただ、ご指摘の部分につきましては、教育委員会の中でも議論はしてみたいと、そう思っております。  以上です。 ◯議長(尾崎 輝雄) 河口さん。 ◯3番(河口 靖子) ありがとうございます。  ぜひ、教育委員会の中でも少し話し合っていただきたいというふうに思っております。  なお、教育長の答弁の中で、ここは特定地域であるというふうなことをおっしゃいましたが、やはりどうしても特定地域であるという、そういう考え方に立てば、学校区の見直し、いろんな点にかかわってくるんじゃないかなと、私は考えます。  このことについての質問は、これ以上する予定はしておりませんので、結構ですが、やはり教育委員会の中であらゆる点において、この銭司地区の、本当にどうしてもバスで通学しないと行けない現状ということ、そして父兄が経費を負担されているということについては、ぜひ話し合っていただきたいというふうに思います。  出していきましょうということでしたので、ぜひ議題に上げていただきたいと思って、この質問を終わらせていただきます。  次に、2点目、「運動公園等の整備拡充を」ということで、質問させていただきます。  生涯学習の一つとして、老いも若きもスポーツを通して、地域の人たちと交流やコミュニケーションを楽しんでいます。そのためには、スポーツ施設が確保されなければなりません。  現在、木津川市では3か所、不動川グラウンド、赤田川グラウンド、木津グラウンドの運動広場等があり、少年スポーツ団、高齢者のスポーツ愛好者、そして体育協会に加盟する団体等は、場所の確保に苦労しながら、学校施設を借用したり、地区公園を使用しながら、スポーツを楽しんでいるのが現状です。  このような中で、2年前から体育協会主催による市民運動会が行われるようになりました。これは、3町が合併して木津川市となり、スポーツを通して早く一体感を持ちたいとの強い思いから実施されているものです。しかしながら、残念ながら一堂に集まって開始できる広さの総合運動公園(グラウンド)は、本市にはありません。  木津川市では最後となるであろう都市開発の中央地区に総合運動公園(グラウンド)が建設されることを望んでいるのは、私一人だけでしょうか。  スポーツ基本法には、次のことが記載されています。「スポーツは、人と人との交流及び地域と地域との交流を促進し、地域の一体感や活力を醸成するものであり、人間関係の希薄化等の問題を抱える地域社会の再生に寄与するものである。さらに、スポーツは、心身の健康の保持増進にも重要な役割を果たすものであり、健康で活力に満ちた長寿社会の実現に不可欠である」と記載されてあります。  そこで、このことから、行政として市民に対してどのような環境を整えなければならないのか。財政が厳しい中において、行政がすぐにオーケーですということは難しいでしょうが、検討していただきたいこと、また現存の不動川公園の整備拡充を実施していただきたいことについて、答弁を求めます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 建設部理事。    (建設部理事 中村 裕彦君登壇) ◯建設部理事(中村 裕彦) 河口議員の2問目のご質問にお答えいたします。  木津中央地区での総合運動公園の建設につきましては、当該地区は既に住宅地・学研施設用地・史跡用地等土地利用がすべて決定されておりますので、新たに公園用地を確保することはできません。  また、木津川市内での総合運動公園につきましては、相楽地区にはなく、整備がおくれているのが現状でございます。その必要性、整備主体につきまして、京都府、関係市町と議論すべきものと考えております。  また、既存の地区公園につきましては、土地利用が確定しておりますので、拡充することは非常に困難でございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 河口さん。 ◯3番(河口 靖子) 河口です。  答弁いただきました。  「新たに公園用地を確保することはできません。また、一方、相楽地区には、総合運動公園というものがおくれている現状で、その必要性、整備主体につきましては、京都府、関係市町と議論すべきものと考えております」と、今、答弁していただきました。  この中央地区での総合運動公園、確かに計画が決まっておりまして、確定はしておりますが、やはり行政としてこういうものをつくっていきたい、つくらなければならない、そのような思いがあるのか、ないのか。それによっては、やはりURとの協議において私は可能ではないのかと考えています。このことについて、市長はどう考えておられるでしょうか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長。 ◯市長(河井 規子) 河口議員のご質問にお答えをいたします。  木津川市全体で運動会をしたいといった、そういったご意見もいただいております。私も3町域でそれぞれ運動会をやっていただいているということにつきましては、ぜひとも1カ所で、やはり一堂に会してみんなで運動会ができたらなというふうに、そういった思いもございます。  しかしながら、なかなかやはり規模の大きな公園、運動場を整備していくとなると、非常に大きな予算が伴うということでございまして、今回、中央地区を今のうちに土地を確保してはどうかという、そういったご意見だというふうに思うんですけれども、今回も中央地区の小学校用地、皆さんのご理解をいただく中で確保していこうということなんですけれども、なかなか学校の耐震を進めていたり、新たな学校を建設したり、また今後、やはりクリーンセンターという大きな事業を待ち構えておりますので、その中で市として、市の財源でこうした大きな公園、また運動場を整備していくのは、非常に困難であるというふうに思っております。  今、近くには太陽が丘が広い運動場があるんですけれども、できましたらやはり相楽地域のところにそれなりの規模の公園をぜひとも整備していただきたいなと。これは、やはり市だけではとても無理ですので、京都府や、また近隣の市町村なんかとも協議をしながら、そういった場所とか方法とか、そういうことについて議論していくべきではないかなというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 河口さん。 ◯3番(河口 靖子) 河口です。  先日、ことしでしたか、木津川市学研木津北・東地区土地利用計画についてのパブリックコメントがございました。  この中には、前回でも報告されましたが、105件の意見が寄せられたということで、その中で特に多く寄せられた内容の中で、総合グラウンドの建設を要望されているのが15件もございました。  このことについては、ほかにも意見・要望がありましたという形でしか報告がありませんでしたが、この意見の概要ですが、「木津中央地区を最後に市内の大規模住宅開発が終盤を迎え、ますます若年層、児童・生徒が増加するものと考えます。また、このような状況から、児童の健全育成や健康増進の機運が高まっており、市内に総合グラウンドの建設が必要であると考えます。そこで、木津北・東地区における総合グラウンド、天然芝、人工芝、サッカーグラウンドの建設計画を加えていただくようお願いします」と、このように要望の意見が15件もありました。  多くの市民が待ち望んでいる総合グラウンドの用地確保、私は今、この方向で進めていくのかどうかという、そういうことについては、今しかないと私は考えています。  先ほど市長のほうから、1市では総合グラウンドという大きな施設はできない。近隣との協力を得ながら、そして府・国等の援助を得ながらつくっていきたいという希望を持っているという、そのような答弁だったかと思います。  市長自身、このような総合グラウンドの施設を必要と思われているのかどうか、再度、質問をし、答弁を求めます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長。 ◯市長(河井 規子) 河口議員のご質問にお答えいたします。  木津川市も、今、人口七万一千五、六百人というところまで来ましたけれども、将来人口8万人、また周辺を含めれば10万人以上ということにもなってまいります。  やはり、一堂に会せる、そういった施設があればうれしいなというふうには思っておりますが、市独自では、やはり財政的に非常に厳しい。そういう中で、いろんな施策をやっていかなくてはいけませんので、ぜひとも、やはり京都府や、そういった関係機関にも働きかけていければなというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 河口さん。 ◯3番(河口 靖子) 河口です。  もう一つ、木津川市では、小学生の陸上教室が行われています。この教室の趣旨の一つに、正規の陸上競技場で走らせてやりたいとの思いから、会場の確保に苦労しながら、奈良市鴻ノ池陸上競技場や、鴻ノ池陸上競技場の抽せんに漏れたときは、学校のグラウンドを持ち回りして開催されていると聞いております。  市長は、市長の最大のマニフェスト、いわゆる趣旨は、この木津川市「子育てNo.1」を目指していると、絶えずどこの場においても言葉を投げかけられております。木津川市の未来を担う子どもたちの健やかでたくましく育ってもらいたい、本物を体験させたい、そのような願いから実施されている事業です。  市長の子育て支援の一つ、医療費の負担軽減は、9月から実施されようとしています。大きく視野を広げていただきたいと思います。総合グラウンドの新設や既存の不動川整備は、医療費の抑制にもつながるのではないでしょうか。市長はどう思われますか、答弁を求めます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長。 ◯市長(河井 規子) 河口議員の再質問にお答えいたします。  やはり、子どもたち、また市民の皆さんが元気で運動していただくということは、非常に健康にもつながってまいりますし、また子どもたちの健全育成にも大きな影響があるというふうに思っております。  理想は、やはりそういう施設があればいいなというふうには私も思っておりますが、「子育てNo.1」、いろんな分野からお声をかけていただくわけですけれども、木津川市の財源の中でできることとできないことということで、工夫をしながら施策を行わせていただいております。  グラウンドを建設するとなれば、建設費もそうなんですけれども、やはり維持管理、ランニングコストもかかってまいりますし、なかなか市独自でこれだけの大きな施設を持つということは非常に困難であるというふうに思っておりますので、できるだけ関係機関に、やはりこういった南部のほうでひとつそういった整備をしていただけるような働きかけができたらなというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 河口さん。 ◯3番(河口 靖子) 先ほどの質問をしました中で、不動川グラウンドのことについては、「既存の公園につきましては、土地利用が確定しておりますので、拡充することは非常に困難であります」と答弁いただきましたが、今月12日に体育協会から市長あてに要望書が出されていると聞いております。  今、総合グラウンドの建設は望めないとしても、ことしの運動会は不動川公園で実施したいとの強い思いから、せめて駐車場の整備だけでもしてほしいと、そういう思いから、この要望書が出されたと思っております。  木津川市民が一堂に集まってできる運動会開催場所は、現存の不動川公園以外には私としては考えられません。そこで、不動川公園の整備拡充をお願いしたいと考えております。  また、グラウンドが拡充できないとしても、駐車場の問題、これは昨年、運動会で3地区参加者が2,280人あったそうです。木津地域では860人、加茂地域730人、山城690人でした。これらの移動手段はほとんど車ですから、そうなると現存の駐車場は、詰め込んだ状態でも、多分、50台が限度だと私は思っています。また、テニスコートもあり、その人たちの駐車スペースも確保しなければならないと考えます。  単純に、この参加者が車1台4人乗車してきたとしても、570台分、5人乗車できたとしても、456台分が必要となる計算です。そのような単純な計算では決められないとは思います。もう少し少なくなるとは思いますが、ということで、やはりことし、体育協会が一堂に会して運動会を行いたい、そのような思いを実現させてあげるためには、やはり当面、駐車場の整備が必要ではないかと考えています。このことについて答弁を求めます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 建設部理事。 ◯建設部理事(中村 裕彦) 建設部理事でございます。  河口議員の再度のご質問にお答えさせていただきます。  この駐車場問題につきましては、昨年も西岡議員のほうからも質問をいただきましたが、不動川公園につきましても、地区公園ということで整備をされておりまして、基準がございまして、当然、駐車場についても50台ぐらいしか当初設置しておりません。  この基準に基づいて地区公園というのは補助金をもらって、整備をされております。拡充をしていくということになりますと、また公園の決定等、手続も必要ですし、新たに用地を買うといたしましても、補助に乗るかどうかということもございますので、先ほどの答弁のように、もう既に計画がされております地区公園の拡充は難しいというお答えをさせていただきました。  昨年のご答弁の中でも、大きい大会をされる場合につきましては、別の場所に駐車場を確保していただいて乗り合わせて行ってもらうとか、バスを仕立てて会場まで行ってもらうとか、その主催団体のほうで検討していただくというのが現状でございますので、よろしくご理解をいただきたいと思います。 ◯議長(尾崎 輝雄) 河口さん。 ◯3番(河口 靖子) 河口です。  最後に、十分ご理解いただきたい。私としては理解ができない状態です。  本当に、せめてもの駐車場の整備、これは、私はその気になればできるのであろうと思っております。ぜひ、この駐車場の整備、必要ですし、これから総合グラウンドがなかなか現実にできないような現状ですので、せめて駐車場の整備はしていただきたいなと考えております。  市長、この駐車場整備についてはどうでしょうか。そんなに経費もかからないと思います。一度考えていただきたいと思います。市長の答弁を求めます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長。 ◯市長(河井 規子) 河口議員のご質問にお答えいたします。  今、理事からご答弁を申し上げましたが、土地利用が確定しているということでございます。  一堂に会して使っていただくということになりますと、今、拠点のところに車を置いていただいて、バスなりで送迎していただくという方法ということに当面なるのかなというふうに思います。  毎回、そういう形で頻繁に使われるというような現状になってくるということになりますと、またいろんな方法も考えていかなくてはいけないのかなというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 河口さん。 ◯3番(河口 靖子) 河口です。  不動川公園は、すごく頻繁に使われております。本当に、ここのグラウンドを使用するのに、大変な思いで皆さん抽せん会に行ったり、そのような中で、もう本当にあきがないぐらい使われております。  これは、運動会だけではなく、結構、大会とか、そういうもの、野球・サッカー、いろんな点で大会もやられておりますので、ぜひ考えていただきたいと思っております。  それでは、次に3番目の質問に移らせていただきます。  高齢者福祉計画等の検証と見直しを。  4月からいよいよ城山台のまちびらきとなり、大幅な人口増が期待される一方で、高齢者の増加は本市も避けて通ることのできない課題となっています。ラスト人生までは元気でいたい。それには健康が第一とだれもが思っています。  平成9年12月に介護保険法が制定され、保険料を納付することによって必要な保健医療サービス及び福祉サービスを受けることができるようになりました。  木津川市でも、平成21年3月、第5次高齢者福祉計画・第4期介護保険計画が策定され、第5期介護保険計画の最終年度に当たる平成26年度の目標を設定し、中間段階の計画として、平成21年から23年度の3年間に取り組む計画として策定されました。ちょうど本年度は見直しの年となっています。  要介護状態にならないように予防施策を重点的に実施し、また仮に要支援・要介護になっても、それ以上進まないようにと、3,419万6,000円の費用を支出して、事業化させられています。  これらのほとんどは委託事業として行われていますが、委託といえども介護保険料を使っての事業には、行政の監督責任は存在すると思われます。  また、実施内容も同じ事業を繰り返していると、マンネリ化を起こし、利用者も飽きてくると思われ、中間の年度となる本年度において、3年間の成果や改善点を見直す時期ではないのかと考え、そこで、以下のことをお聞きいたします。  1.介護予防と健康づくりの推進事業。  2.利用者本位・地域ニーズを踏まえた介護サービスの提供。  3.高齢者の尊厳を守る支援・仕組みの構築。  4.住みなれた地域での暮らしを支えるケアの推進。  5.活力ある高齢期のための生きがいづくり・社会参加の支援。
     最近、高齢者のお一人の方が孤独死、孤立死というんでしょうか、されているケースを木津川市で見聞きするようになりました。  こんな悲劇が起こらないために、ともに英知を出し合い地域福祉に取り組んでいきたいと考えていることをお含みいただいて、答弁をお願いいたします。 ◯議長(尾崎 輝雄) 保健福祉部長。    (保健福祉部長 藤田 弘志君登壇) ◯保健福祉部長(藤田 弘志) 保健福祉部長でございます。  河口議員の3問目のご質問にお答えをいたします。  1点目につきましては、高齢期を健やかに可能な限り介護を必要としない状態を保持することで自立した生活が送れるよう、介護が必要な状態になる前から介護予防事業を推進します。  また、介護が必要な状態になっても、状態の悪化・進行を防止するための介護予防を重視し、自立生活を促すことを重視したサービスの提供に努めてまいります。  次に、2点目でございますが、ひとり暮らしや高齢者のみの世帯が増加する中において、介護が必要な状態になっても、住みなれた家庭・地域において安心して生活でき、介護を受けることができるよう、高齢者や地域の実情に応じた必要な介護サービス基盤の計画的な整備・確保に努めてまいります。  また、地域包括支援センターなど身近な地域における相談体制の充実を図る取り組みも進めてまいります。  3点目でございますが、すべての高齢者の人権を尊重し、尊厳と権利を守るための取り組みを進めるとともに、高齢者に対する虐待を防止するための啓発や早期対応を図るための体制の構築、認知症高齢者が住みなれた地で生活できるような支援・サービスの提供、啓発などを行ってまいります。  また、判断能力が十分でない高齢者を支援するため、成年後見制度や福祉サービス利用援助事業などの周知を図り、必要な人に対する利用につなげてまいります。  次に、4点目でございますが、高齢者が住みなれた家庭・地域で安心して生活し、介護を受けることができるよう、福祉サービスの提供・充実を図ってまいります。  次に、5点目でございますが、高齢者が主体的に健康の保持・増進を図りながら、活力ある毎日を過ごすことができるよう、高齢者のニーズに応じた社会参加の機会の充実を図ります。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 河口さん。 ◯3番(河口 靖子) 河口です。  今、部長のほうから答弁していただきました。さらりと流していただいた答弁で、何から再度質問していいのか、時間もだんだん押し迫ってまいりまして、私としてはすごく焦っているところでございます。  まず、私の持ち時間が大変少のうなりましたので、この中の一番大切なことというか、このことが一番これからの超高齢化に向かって行政が取り組んでいっていただきたいという、そういうことに、この1点になろうかと思いますが、今現在、介護保険を使用されて「元気デイ」というのを行われています。  この事業は、直接に行政が行っているわけではなく、社会福祉協議会のほうに委託されているわけですけれども、この事業を見てみますと、あえてこの内容の事業をやる必要があるのかなというふうに感じています。  それはどういうことかと申しますと、各地域でサロン事業が行われています。サロン事業とよく似ています。そして、各地域の皆さん、市民の皆さんは、自分自身の健康をどうしたら維持できるか、高めていけるかという、自己的にすごく努力をされています。  その中において、今の「元気デイ」のプログラムを見ますと、もう少し専門的な知識を持った方の指導をしなければ、この事業の意味がないのではないかと私は考えています。行政として委託はされておりますが、この中身・内容について把握されているのでしょうか、伺います。 ◯議長(尾崎 輝雄) 保健福祉部長。 ◯保健福祉部長(藤田 弘志) 保健福祉部長でございます。  河口議員の再質問にお答えをいたします。  議員おっしゃいましたように、「元気デイ」の事業につきましては、社協さんのほうに委託をさせていただいて取り組んでおる事業でございます。  事業の内容につきましても、当然、社協さんと協議の上で進めさせていただいておるという部分もございますので、事業の内容については、一定、把握をさせていただいております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 河口さん。 ◯3番(河口 靖子) 河口です。  把握されている内容をもう少し具体的にお聞かせいただけないでしょうか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 保健福祉部長。 ◯保健福祉部長(藤田 弘志) 保健福祉部長でございます。  一定、内容につきましては、健康増進に伴うような、そういう運動でありますとか、あと先ほど専門性というお話がありましたけれども、音楽の関係の、特に楽器の関係でございますが、そういう専門員の方に来ていただいて、一緒に音楽を楽しんでいただいているという、そういうふうな事業も取り組んでございます。また、年に一、二度、少し遠出をしていただいて、バスで出かけていただくというような事業も取り組んでいただいておるというふうに聞いております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 河口さん。 ◯3番(河口 靖子) もう少し具体的に答えていただきたかったのですが、少しちょっと何か含んでいるような形の答弁でしたので、どういうことをやっておられるかということは、やはり脳の活性をしていくために必要なプログラムを組まれているんだと思います。  そこで、先ほど言われたように、運動したり、それから音楽、いわゆる音楽療法的なものをしているということでしたけれども、利用者の方のご意見を伺いますと、音楽療法については、もう苦痛であると、そういう意見を聞かせていただいております。  また、運動機能を高めるということにおいても、やはり私も見せていただきましたが、そのように脳が活性化されるまでの、そういうストレッチとか、そういうことについての事業に専門的に取り組んでおられるとは私は思っておりませんし、そのように見させていただきました。  再度、来年度もこの事業を行われると思います。このことについて、やはりもっと専門的な知識を持った方が私は必要と考えます。必要であるかないか、はっきりとお答えください。 ◯議長(尾崎 輝雄) 保健福祉部長。 ◯保健福祉部長(藤田 弘志) 保健福祉部長でございます。  河口議員の再質問にお答えをいたします。  若干、マンネリ化しておるというようなご意見も聞いておられるようでございますし、専門性の部分につきましては、今後、より一層そういった方にも入っていただく中で事業のほうを進めてまいりたいというふうに思っております。  また、現在、女性センターのほうで人材バンクの登録ということも行っておられるようでございますので、そうした登録者の方も利用する中で、専門性のほうも高めていきたいというふうに考えている状況でございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 河口さん。 ◯3番(河口 靖子) 河口です。  ここで、少し紹介したい記事がございます。先日、図書館に行きまして、この本に出会ったんですけれども、100歳を迎えることし、筋トレに加えてストレッチを始めましたということで、日野原重明さんという方、皆さん、ご存じだと思います。この方は、医師であり、それから本当に医学についてはすごく勉強され、現実葛藤されている方でございますけれども、「生きかた上手」ということで、このように100歳を迎える99歳において、今までやってきた、そういう自分の運動に加えてストレッチをするという、ストレッチをすると気持ちまでやわらかくなり、体を意識する感覚も身につきますということで、101歳になるまでは正座ができるように頑張っていきたいというふうな記事が載っておりました。  また、スポーツでさまざまな脳の番地をきたえようということで、これも加藤俊徳さんという、この方は脳の学校の代表取締役をやられておりまして、この方も医師であり、医学博士です。脳番地、脳には番地があるということです。脳番地とは、脳の部位と機能を同時にあらわすもので、人間の脳は働きの異なる120の脳番地から形成されていると言われております。  今、紹介しましたように、やはり元気でいつまでもいたいという、そのことを実現させるためには、やはり脳の活性化が一番大事だと私は考えています。そのことについて、先ほど専門性を持った人に指導していただかないと、本来、脳の活性化、そして元気で長く生きたい、介護保険を受けない、そのようなことにならない一つの予防として、専門性を持った人の指導が私は不可欠だと考えます。再度、ご答弁をお願いいたします。 ◯議長(尾崎 輝雄) 保健福祉部長。 ◯保健福祉部長(藤田 弘志) 保健福祉部長でございます。  河口議員の再質問にお答えをいたします。  介護予防の関係につきましては、平成22年度に策定をいたしました木津川市の地域福祉計画、また社協さんで同時に作成をしていただきました地域福祉活動計画の中にも明確に位置づけをされております。  この計画につきましては、5年間の計画ということで、ちょうど平成24年度が中間年ということになってもございますので、当然、これまでの事業の実績なり、また評価、そういったところにつきまして点検をさせていただいて、見直すところについては見直していきたいというふうにも考えてございます。  ご指摘のありました専門家の登用につきましても、そういった中で、再度、検討してまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 河口さん。 ◯3番(河口 靖子) それと、この「元気デイ」に行かれている対象者の方に対して、車での送迎をされていると思います。やはり「元気デイ」に行かれている方は、比較的元気な高齢者の方ですから、せっかくコミュニティバスがあるんですから、特別に車を出して送迎するというのではなく、やはりコミュニティバスを使って一人で行ってもらう、自分で行ってもらう、そういうことも予防の一つだと私は思っております。そのことについて、ご答弁をお願いいたします。 ◯議長(尾崎 輝雄) 保健福祉部長。 ◯保健福祉部長(藤田 弘志) 保健福祉部長でございます。  ただいま、送迎の件についてご質問いただきました。  この「元気デイ事業」の一つの大きな目的は、ひきこもり対策ということで、一人でも多くの方に家から出ていただいて、みんなと一緒にこういった事業に参加していただくというのが一つの目的でもございますので、そういった観点から、送迎サービスということもさせていただいているという状況でございます。  ただ、今、ご質問もございましたように、コミュニティバスとの関係もございますので、その辺につきましても、今後、見直しといいますか、検討はさせていただきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 河口さん。 ◯3番(河口 靖子) 最後に、市長公室長に聞きたいと思うんですけれども、やはり前回、私が質問したときに、なかなかコミュニティバスに乗っていただけないという、いろいろと案を出して努力していきましょうということも言っていただいたかなというふうに思っています。  このことで、やはりこの「元気デイ」、いわゆる介護のそういう人たちに対して公共交通、コミュニティバスを使用していただくということについて、市長公室長はどう思われますでしょうか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長公室長◯市長公室長(鈴木 宏治) 市長公室長でございます。  河口議員のご質問にお答えいたします。  コミュニティバスの関係でご答弁させていただくときに、やっぱり地域が支えていくコミュニティバスということで、いろいろな場面で乗っていただけるコミュニティバスになることによってそれが維持できると考えておりますので、今、議員のほうからご提案のありましたようなことも含めて、できるだけコミュニティバスに乗客していただくような取り組みはしていかないといけない。  また、今、公共交通の連携協議会でも一日乗車券の検討をしておりますので、そういったものが実現していく中で、乗りやすいバスというのも、行政の側からもいろいろアイデアを出してやっていければいいなと考えているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 河口さん。 ◯3番(河口 靖子) 河口です。  せっかく介護保険料を使っての、この「元気デイ」の事業です。やはり無駄なく、そして効率よく我々が。 ◯議長(尾崎 輝雄) 河口さんに申し上げます。  申し合わせによる質問時間の制限が超えておりますので、発言は許しません。 ◯3番(河口 靖子) ありがとうございました。 ◯議長(尾崎 輝雄) ただいま11時41分、13時まで休憩といたします。    午前11時41分 休憩    午後 1時00分 再開 ◯議長(尾崎 輝雄) ただいま13時、休憩前に引き続き会議を開きます。  3番目、西山幸千子さん。    (西山 幸千子君質問席へ移動) ◯7番(西山 幸千子) 日本共産党の西山幸千子です。  きのう、市内の各中学校で卒業式が行われました。市長をはじめ皆さんご出席いただいたと思います。中学3年生を持っております母として、保護者の代表として一言お礼を言わせていただきます。本当にみんなが巣立っていったことに喜ばしく思っております。ありがとうございます。  まず、その中学校での4月からの武道必修化について、お尋ねいたします。  心身ともに著しい発達・変化を見せる年齢である中学生、4月から男女とも本格的に取り入れられる武道必修化ですが、保護者や教育現場からも不安の声が上がっています。  1.市内各中学校で実施される「武道」の内容と、それを選択した理由は。  2.実施に向けての学校現場で考えられる課題と、それに対しての対応はどのようになっていますか。  3.武道の中で特に死亡事故の発生が多いのが柔道です。現場の環境整備はどうなっていますか。  また、授業中の指導方法はどのようにされますか。平成22年・23年度の柔道と剣道の授業中とクラブ活動中のけがの発生件数は何件ですか。  以上、お願いいたします。 ◯議長(尾崎 輝雄) 教育長。    (教育長 森永 重治君登壇) ◯教育長(森永 重治) 西山議員の2点目のご質問にお答え申し上げます。  武道必修化に向けての課題といたしましては、まず安全性の確保が第一と考えております。そのことから、各中学校においては、指導する教員に対して平成21年度より京都府教育委員会が実施する実技講習会への参加や地域の人材に指導の支援を求めるなど、実施に向けた準備を進めてきたところであります。
     また、教育委員会といたしましても、教職員の人事異動に際し、可能な限り専門性の高い教員の配置を要望しているところであります。  その他のご質問につきましては、理事のほうからお答え申し上げます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 教育部理事。 ◯教育部理事(大谷 和久) 教育部理事でございます。  西山議員の1点目と3点目のご質問にお答えいたします。  武道の実施内容につきましては、木津中学校、木津第二中学校、木津南中学校では、男女とも柔道を実施いたします。また、泉川中学校では、男子が柔道、女子がなぎなたを、山城中学校では、男女とも剣道を実施予定としております。  学校での種目選択理由といたしましては、指導できる教員及び武道場の有無など、各学校ごとの実態に即した種目を選択されております。  3点目のご質問でございますけれども、現場の環境整備につきましては、木津中学校及び木津南中学校におきましては、専用の柔道場が、また泉川中学校におきましては、畳の部屋を活用して柔道場を、木津第二中学校におきましては、柔道が実施できる専用マットを体育館に設置することにより、対応ができているところでございます。  指導方法につきましては、生徒の技能の段階に応じた指導を基本に、とりわけ初心者の生徒には、基本である受け身が安全、確実にできるよう指導を徹底するとともに、すべての動作に注意を払うなど、事故を未然に防ぐため、安全面には特段の注意を払うところでございます。  平成22年度における授業中での事故につきましては、柔道で5件、剣道では発生しておりません。また、クラブ活動中におきましても、柔道・剣道とも発生はしておりません。  本年度につきましては、1月末現在でございますが、授業中で、柔道が10件、剣道では発生しておりません。また、クラブ活動中では、柔道で発生しておりませんが、剣道で2件となっております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 西山さん。 ◯7番(西山 幸千子) ありがとうございます。  この武道必修化ということに関しまして、まず今回、4月から始るということで、京都府教育委員会が実施する実技講習会への参加というものがあります。これは、どの程度の回数がされているでしょうか、教えていただけますか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 教育部理事。 ◯教育部理事(大谷 和久) 教育部理事でございます。  西山議員の再度のご質問にお答えいたします。  教職員の実技研修でございますけれども、平成21年度・22年度・23年度と、毎年各1回ずつ実施されております。また、教職員の参加につきましては、すべての教員が参加したということでございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 西山さん。 ◯7番(西山 幸千子) 今、4月からの武道必修化に向けて、そういった形で各都道府県で、特に柔道などは京都府でも2回行われていると思います。講習と実技、それはよろしかったでしょうか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 教育部理事。 ◯教育部理事(大谷 和久) 教育部理事でございます。  西山議員の再度のご質問にお答えいたします。  議員おっしゃるとおりでございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 西山さん。 ◯7番(西山 幸千子) それでは、まず木津川市内でもそうなんですけれども、全国的に見ても、柔道を取り入れる学校が多いと思います。木津川市内では、木津中学校、木津第二中学校、木津南中学校、泉川中学校、この4校が柔道のほうを取り入れていると思います。もちろん、専用の柔道場とか、そういった部分がありますけれども、それ以外に、そういった柔道を取り入れる学校が多い理由というのは、何を考えていらっしゃいますか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 教育部理事。 ◯教育部理事(大谷 和久) 教育部理事でございます。  西山議員の再度のご質問にお答えいたします。  先ほど答弁申し上げましたように、本市においては4校において柔道を取り入れることとしております。これにつきましては、それぞれの学校の指導者の実態等を踏まえて、この種目を選択されたという中で、実施する予定をしておるところでございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 西山さん。 ◯7番(西山 幸千子) 木津川市内のほうで柔道のほう、今までも授業で取り入れていると思います。  ただ、今回、4月から男女ともということになりますけれども、そちらの部分では、女子に対しての指導の方法、そういったものをどのように考えていらっしゃいますか。また、どのような形で進められる予定ですか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 教育部理事。 ◯教育部理事(大谷 和久) 教育部理事でございます。  西山議員の再度のご質問にお答えいたします。  女子の子どもさんたちにとっては初めての柔道になるということでありますけれども、まず指導に当たっての点でございますが、先ほどの教育長からもありましたとおり、やはり子どもたちにとっては初心者、すなわち初めてというような形になることでありますので、まずその子どもたちの技能の状況といっても、全くないような状況がありますので、そういう状況を踏まえ、また子どもたちの実態を踏まえた上で指導に当たるということをまず第一にしております。その上で課題となるのが安全管理、すなわち安全面での配慮、または事故を起こさないための指導方法の工夫ということになってございます。  それに当たって具体的な指導についてでございますけれども、まず1点は、すべての学校において、やはり3年間を見通して指導していくということを前提として指導計画のほうを策定するということが1点目であります。  2点目は、初心者ということもございますので、まず受け身ということも非常に大切になってくるかと思いますので、その点を十分にやる中で、また段階的に行っていくということを指導計画の中では前提として計画を立てているという中で、子どもたちにその段階を得ながら指導していくということにしております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 西山さん。 ◯7番(西山 幸千子) 特に、女子が初心者ということで、受け身のほうからスタートする。今、木津川市内のほうでも、授業中の事故、平成22年度が柔道で5件、今年度は柔道のほうで10件、既に授業の中で取り組んでいる場合でも事故が起こっている、これが現実だと思います。なぜ、この事故というか、けがですよね、柔道にそういった形で、剣道のほうは、今年度のクラブ活動の2件以外は、授業中においてはゼロ件です。なぜ、柔道のほうに事故が多いか、そういったことはどのようにお考えですか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 教育部理事。 ◯教育部理事(大谷 和久) 教育部理事でございます。  西山議員の再度のご質問にお答えいたします。  なぜ柔道においてけがが多いのかというご質問でございますが、少しけがの内容のほうをご紹介させていただきたいと思います。捻挫が3件、それから打撲が3件、挫傷が1件、それから骨折が3件となってございます。  骨折と言いましても、いわゆる指にかかわる骨折ということで、例えば組み手をしていくような形になりますので、指で相手の道着を持つときに、相手の胸を突いてしまって骨折を起こしたというのが1件、それから骨折については、足のほうに相手方が乗ってしまって、それによる骨折というようなことで、投げられて骨折とか、そういうものではございませんでした。  また、状況を見ておりますと、やはり子どもたちにとっては初めてであるということもあるんですけれども、素足でやるとか、また相手と組むという部分でのけがが発生していたというようなことが現状でございます。  ついては、やはり柔道でけがが多いというのは事実ではありますけれども、指導方法の中で大きな瑕疵があって起こったというふうな形の結果としての事故というものは、今年度についてはなかったというふうに考えてございます。  以上であります。 ◯議長(尾崎 輝雄) 西山さん。 ◯7番(西山 幸千子) 今、けがの内容というのを細かく、詳しく教えていただきました。市内の子どもたちは、そういった状態です。では、全国での柔道事故の現状というのはご存じでしょうか。もしご存じでしたら、お願いいたします。 ◯議長(尾崎 輝雄) 教育部理事。 ◯教育部理事(大谷 和久) 教育部理事でございます。  中学校・高等学校における、いわゆる事故というような数については、手持ちとして持っております。ただ、これを見ておりますと、体育の授業においての、例えば死亡事故であったり重度の傷害事故につきましては、柔道以外の種目のほうが多いというような統計を私どもは今現在持っておるところであります。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 西山さん。 ◯7番(西山 幸千子) 件数的には、そしたら今ちょっとお答えいただけなかったんですが、件数でわかるようでしたら、お願いいたします。 ◯議長(尾崎 輝雄) 教育部理事。 ◯教育部理事(大谷 和久) 教育部理事でございます。  中学・高等学校での体育の授業等における死亡・重度の傷害事故ということで、資料のほう、現在、手持ちに持っておりますけれども、陸上競技におきまして87件、水泳24件、バスケットボールで17件、サッカーで16件、器械体操等で10件、柔道で9件、バレーボールで8件、その他41件で、212件という資料を持ってございます。これは、日本スポーツ振興センターにおける災害給付つきのデータということになっております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 西山さん。 ◯7番(西山 幸千子) ちょっと私の持っているデータとは差異がありますので、今は私のほうの数字のほうは申し上げません。  まず、全国的に授業だけではなくてクラブ活動も含めてですが、重篤な状態に陥った、あるいは死亡事故、それが実際に発生しています。そのために、今回、4月から必修という形で取り入れることに対しては、保護者なり、そういう関係者の中でも、先生方も含めて不安はあると思います。そこの部分ははっきりしていると思うんですね。  この柔道で、今、市内では捻挫、打撲、骨折、挫傷という形で教えていただきました。そうしましたら、こういった形の日本スポーツ振興センターへ保険の給付を申請するときのデータというのがこれだと思うんですが、では、これに含まれていない、例えば柔道の授業中に倒れて頭を打った、そういったことは件数的には把握されていますでしょうか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 教育部理事。 ◯教育部理事(大谷 和久) 教育部理事でございます。  西山議員の再度のご質問にお答えいたします。  含まれていないということになりますと、なかなか実際に事故として、またはけがとして発生したという形で、学校のほうから実際の報告書類については上がってきておりません。  ただ、ちょっと心配であるとかという事象については、随時、報告を受けているところではありますけれども、今年度においては、柔道に限って言いますと、そのような報告はなかったということでございます。恐らく、学校の中で様子を見ていただいて、子どもさんのほうが大丈夫だったという結果になったんではないかというふうに推測するところであります。  以上です。 ◯議長(尾崎 輝雄) 西山さん。 ◯7番(西山 幸千子) 剣道ではなくて、柔道のほうがけがの発生率が多いので、柔道のほうに、そちらのほうに進めていきたいんですけれども、今のお答えの中で、様子を見て大丈夫だったということで、そういった場合、まず家庭のほうへの連絡というのはどうなっていますか。そこを確認したいと思います。 ◯議長(尾崎 輝雄) 教育部理事。 ◯教育部理事(大谷 和久) 教育部理事でございます。  西山議員の再度のご質問にお答えいたします。  これは、武道等にかかわらずではありますけれども、子どもさんが体調を崩されたり、または転んでどこかをぶつけられたりというような場合ももちろんございますので、それについては、まずいわゆるそれを発見した者が状況判断し、すぐに保健室なりで対応するというのを原則にしております。  その上で、必要な事象、すなわちこれは保護者の方に連絡をする必要があるという場合につきましては、ご家庭のほう、または緊急連絡網のほうをいただいておりますので、必要な場合は、保護者の方に必ず連絡をするというような形で、各学校、対応しておるところでございます。  以上であります。 ◯議長(尾崎 輝雄) 西山さん。 ◯7番(西山 幸千子) 実は、今、木津川市では、そういう重篤な状態にはなっていないんですが、頭を打つということが一番の問題点であります。なぜならば、柔道というのは、基本、子どもたち、授業の中で進める、あるいはクラブ活動に入って進めるといったときには、受け身のほうから始めますけれども、その受け身が十分にとれない体制で倒れてしまったり、そういったときに頭を打つ。その頭を打って、すぐに反応したら、頭にたんこぶができたなり、ちょっと打ってしまったということで、様子を見るということになると思うんですが、それ以上になった場合の対応というのがまず一つ大事でありますし、意識があっても、頭を打ったということによって、脳と頭皮の間に架橋静脈というのがあるんですけれども、それが細い血管というか、それが動かされて、ごく少量の出血が起こる。そういった場合には、頭部のCTでもわからない。そういう正常な状態に見えて、症状が出ないということもある。それをそのままの状態でいて、また同じように頭を打ってしまうと、今度はすごく重大な状態になってしまう。そういったことが、この間、わかってきているというか、そういう危険性があるということを改めて名古屋大学の内田助教授などが発信をしている。  今、皆さんのお手元に資料のほうをお渡しいたしました。資料1のほうです。これは、二つデータを棒グラフにしたもの、その名古屋大学の内田准教授が2010年に起きた柔道事故1,529件を分析した結果ということで、日本スポーツ振興センターの資料に基づいてしています。  パーセンテージから言いますと、部活動よりも授業のほうで起こる割合のほうが高い。これはなぜかと言うと、部活動は、もう柔道をする、もちろんそれを最初に受け身なり、そういうことから始めてしていくという段階、そしてまた長い時間をかけて習得していくという中で起こった事故の比率と、保健体育、授業の中で、あったとしても1時間単位の授業の中でスタートすることによって、やはり割合的には、どうしても授業のほうが件数的には、もちろん授業ではほとんど皆無ではないですが、少ないんですが、部活動のほうが件数は多いけれども、割合的に示すと、授業の中でのほうが多くなっている。  そして、また女子と男子では、女子のほうがやはりそういった意味では、そういう割合的には多くなってきている。これがやはりちょっと心配な部分というのはあるんですね。  私も最初、中学校のほう、すべて柔道場・剣道場という形で見させていただきました。畳とかに問題があって、足をひっかけて転んでとか、骨折してとかと、そういうことが多いのかなということで聞きましたら、そういうことはそうそうないとは言いませんが、少ない。思ったほどではないということだったんですね。  全国的には、そういった形の重篤な症状が起こってしまっているところもあります。木津川市、今、そういったことはないです。それはすごくありがたいことですし、ただ、それはどのようになって起こるか、どのようなことに気をつけなければいけないかというのが、やはりこの4月からの必修化に向けてやっていかなければいけないことだと思うんですね。  京都府のほうでの講習、それに先生も行っていただいていると思います。しかしながら、やはり先生のほうの技量の差というのももちろんありますし、子どもたちも技量の差というものがあると思うんです。なので、ここに関しまして、子どもを含めて、その指導はどのような形でされる予定であるか、ちょっと教えていただけますか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 教育部理事。 ◯教育部理事(大谷 和久) 教育部理事でございます。  西山議員の再度のご質問にお答えいたします。  資料をいただきましたように、女子がという比率で言うと多いというのも、事実ではあるかもしれないかなというふうに見させていただきました。やはり、先ほども申しましたように、子どもたちは初心者、部活動していれば、一定、練習もしながらのことになりますけれども、ほとんどのお子さんが初心者であるということをまず前提に対応してまいるというのが1点目です。  2点目に、やはりそういうふうにしていくためには、子どもたちに指導をするに際して、まず頭を打たない、または頭を打たせないということを前提として教職員のほうが指導していくということが非常に大切になってくるかというふうに考えております。  そのためには、具体的には頭を打たないためにはどのような受け身が必要なのか、また頭を打たせないようにするために、投げるほうの立場であれば、どのように投げることが大事であるかということも必要になってくるかと思います。  ただ、最初からそのような投げわざがあったり云々ではありませんので、まず柔道であれば、柔道の最初の基本の部分から丁寧に段階を追って、十分に子どもたち全員に身につくような段階から、少しずつ段階を追って指導をしていく、それが3年間の中で子どもたちが学習していく過程のものであるかというふうに考えております。  以上でございます。
    ◯議長(尾崎 輝雄) 西山さん。 ◯7番(西山 幸千子) 段階を追ってということなんですけれども、そうしましたら3年間の授業時間数というのは教えていただけますか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 教育部理事。 ◯教育部理事(大谷 和久) 教育部理事でございます。  3年間の指導時数ということになりますけれども、1・2年生につきましては、武道は必修ということになっております。3年生については、武道またはダンスの選択ということになっておりますので、学校によって指導時数が異なってまいります。  例えばということで1校例示を挙げさせていただきますが、木津第二中学校でしたら、1年生の武道は8時間、これは男子のほうです。2年生は同じく8時間、3年生は12時間というふうになっておりますけれども、これがダンスとの組み合わせになりますので、少し時間数のほうがここで変わってくるかというふうに思います。  ほかの学校でも、時間数的には、大体8時間から10時間程度ということになります。これは、柔道の場合であっても、剣道の場合であっても、大体同じような時間数を各学校割り振っているという形になります。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 西山さん。 ◯7番(西山 幸千子) 1年生で8時間、2年生で10時間、大体そんな程度で進めていくという中で、やはり十分な指導というか、それはちょっと頭を打たないためにというのがすごく難しいと思うんですね。  なぜそれがと言いますと、うちの息子なんですけれども、中学3年の授業の中で友達と組んでいて、頭を打ったと。ちょうどその朝、柔道の事故が多いんだよという話をして、「柔道がまた始ったんやね、気をつけや」と言っていて、そういう状態だったんです。本人に聞きましたら、受け身が十分にとれなかったからだと思うということは言っていました。やはり、1年生、2年生と経験して、3年生になったとしても、やはり授業の中、制限された時間の中では、対応ができる子とできない子とがあると思います。  そういった意味でも、やはり力の差、あるいは体重の差でも随分変わってくると思いますので、そういったことも含めてやっていただきたいと思います。  ちょっと調べましたところ、フランスの柔道の指導者というのは、国家資格制度というのがありまして、380時間のカリキュラムをこなして、2段以上の資格がないと、そういう指導ができない、そういうふうになっています。  イギリスは、指導者認定制度、こういうのがありまして、考え方としては、競技者と指導者は異なると考え、指導者には健康に対する知識、安全確保の方法、救急処置法などの具体的知識が要求されている。私、これはすごく大事なことだと思うんです。  まず、頭を打たないために、そういった形での指導から進める。しかしながら、もしそういった状況になったときに、先生、あるいは学校の現場のほうでどのような対応をされるかによって、進め方、またその子どもたちの症状を抑えるということも含めてできると思うんです。  やはり、この4月からの部分に関しまして、文科省のほうからも、十分にそういった部分も含めてきちっとするように、あるいは手だてがきちっととれないようなら延期をするようにという通達が、多分、3月9日に出ていたと思うんです。それはとっても大事なこと。やはり、教育現場のほうでも、そういう意識を共有することというのが一番大事かと思います。その点、いかが進めていかれる予定ですか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 教育部理事。 ◯教育部理事(大谷 和久) 教育部理事でございます。  西山議員の再度のご質問にお答えいたします。  3月9日付でというような通知文もございます。もちろん、それに伴って手引書等も文科省のほうで現在作成したりしておるところであります。  学校現場におきましても、やはりこれは武道であろうが、それ以外の体育科の授業であってもそうなんですけれども、やはり子どもたちに万が一事故が起こる、こういうことは絶対避けなければなりませんし、もし残念ながら発生した場合の緊急の対応の仕方ということももちろん大切なことになってきます。  私ども、今、手元に持っておるものの中にも、やはり万一の場合の対応ということで、さまざまな点が述べられております。  学校現場におきましても、柔道に限らず、やはり子どもたちの異常に気がついた場合の緊急時の対応については、どんな場合であっても初期対応が非常に大切になってきますので、その対応については、再度、教育委員会としても学校現場のほうに校長会等を通じて、また指導してまいりたいというふうに考えております。  なお、木津川市において、先ほどからあります武道のほうにつきましては、実施開始時期は2学期以降ということで考えております。再度、また研修等についても計画をしてまいりたいということで、現在、検討しているところでもありますし、府のほうでも、また今年度、早い段階で研修を実施されるというふうに伺っておりますので、そういう点も合わせて、しっかり先生方がこういう事故がないように、子どもたちが楽しく体育科の学習ができるように、また武道ができるようにしていけるように努力してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 西山さん。 ◯7番(西山 幸千子) 学校側の努力も必要ですが、これは子どもたちにも十分認識させないといけない。柔道の「技」そのものが相手に多大なダメージを与えるもの、それは柔道固有の動作によって起こる頭部損傷という部分にあらわれてきていると思います。  ですので、先生たちの意識ももちろんですが、子どもたちにもそれを行う上で、そういう危険性がある。一歩間違えると、そういった形になってしまうということも、お互いきちっと把握した上で進めていかないといけないというのがあると思います。  やはり、「キーワード」と言うとおかしいんですが、脳震盪、その脳震盪の状態というものに対してどう対処するかというのがもちろんそうですし、それを防ぐということ自体が、そういう骨折とか、そういった部分のところも含めて防御できるんじゃないかなと思っています。  ちょっと先日、シンポジウムに行ってきたんですけれども、全国柔道事故被害者の会、そこの事務局の小林さんという方がいらっしゃるんです。実際にご自身の息子さんが、その方の場合は部活でなんですけれども、重篤な状態になってしまっていらっしゃるということで、この方からメッセージを、お預かりしています。  「柔道では、頭を打つくらいいつものことと軽く考える指導者がまだまだ多くおられます。柔道は、実は頭を打った後の手当てが不十分で、非常に重篤な事故に結びつくケースが多く発生しております。私ども家族会の願いは、柔道での死亡事故ゼロでございます。これは必ず達成できます。できないのであれば、それは柔道ではありません。死なずに済むはずの死から子どもたちの命をお守りくださいませ。」私は、すごくこれはとても大事なことだと思います。  やはり、そういったものの認識を共通に持って、子どもたちももちろんなんです。下手すると、それこそ加害者と被害者、両方が発生してしまう。学校の先生が加害者になってしまう場合もなきにしもあらずなんです。そういったことも含めて、きちっと危険であるということを認識する。それは、指導する側も、子どもたちの側も、そして万が一頭を打った場合、その対処というものをきちっと進めていただきたい、このように思います。それに関しては、よかったらお答えをお願いします。 ◯議長(尾崎 輝雄) 教育長。 ◯教育長(森永 重治) 教育長であります。  西山議員の再度のご質問にお答え申し上げます。  4月から男女の武道の必修ということになりました。一番大事なことは、生徒の安全を第一義とするというのが一番のことであります。特に女子のほう、男子のほうはもう既に授業で柔道を実施いたしておりますが、女子が初めて授業として柔道を行っていくということがございます。  先ほど来、いろんな議論の中でも既にいろいろ出ておりますが、何と言いましても初心者にかかわっての受け身の問題、そのことが頭部の打撲、頭部の打撲ということは、重篤な事故につながる、直結するという恐れが非常に強いわけであります。  先ほどの繰り返しになりますが、柔道の死亡事故に関して、平成元年から平成21年度まで文部科学省のほうの発表の部分がございまして、中学校の授業においては、幸いにして授業においてはゼロ件、21年間。部活動においては、21年の間に25件というのが出ております。死亡に至りませんが、重篤な部分としては、柔道が2件、21年間の間に行われております。ただ、もちろん絶対そういったことがあってはならないわけでありますので、事故防止の予防策として、先ほど理事のほうから、また議員のご紹介がありました文部科学省の通知文、指導体制をきちっとするということが1点目。  それから、子どもの実態を十分把握した上での指導計画、無理のない指導計画をきちっとつくっていく。  それから、3点目が、施設整備のもう一回の確認。  それから、4点目が、議員のほうから先ほど何回もご指摘されております、万が一起こった場合の応急処置、それから緊急連絡体制、そういったことをきちっともう一回見直しをして、4月からの実施になりますが、本市では、すべての学校で、柔道に関しては2学期以降といたしまして、その間、もう一度再点検をして、それから府の教育委員会で指導者の研修を行っていますが、講師でありますとか、ことしの新規採用者でありますとか、その方への漏れがありますので、木津川市、それから近辺にも呼びかけて、相楽郡の中で夏休みに指導研修を行いたいなと、今、検討中でありますが、そういった形での安全管理の万全を期してまいりたいと、そう考えております。  以上であります。 ◯議長(尾崎 輝雄) 西山さん。 ◯7番(西山 幸千子) ありがとうございます。  それに関しましては、十分お願いしたいと思います。  では、次の質問に移らせていただきます。  木津川市、常に待機児童というものが発生してまいります。私も何回かといいますか、続けてシリーズのように質問させていただいて申しわけないんですけれども、やはりこの4月から新年度が始まるに当たりまして、待機児童対策についてお聞きいたします。  府内でも人口増加率が高く、若い世代の転入が多いことは大変喜ばしいことですが、それに伴い慢性的な待機児童問題を抱えています。  1.平成24年度申し込みの保育園待機児童数は何人ですか。4月開園予定のガーデンモールでの梅美台保育園分園の応募と入園決定の状況はどうなりましたか。  2.平成24年度から入居が始まる城山台ですが、小学校や保育園の開設は平成25年ではなく平成26年としています。それまでの平成24年・25年度の対応と市としての具体策はどのように考えていますか。  以上、お願いいたします。 ◯議長(尾崎 輝雄) 保健福祉部長。    (保健福祉部長 藤田 弘志君登壇) ◯保健福祉部長(藤田 弘志) 保健福祉部長でございます。  西山議員の1点目のご質問にお答えをいたします。  平成24年度の入所申し込み児童数は、3月1日時点で2,226名でございます。そのうち入所決定を行った児童は2,155人で、定員枠の残り59人につきましては、入所調整を行っている段階でございまして、4月1日現在での待機の見込みは12名でございます。  また、梅美台保育園分園につきましては、一斉申し込みの際に梅美台保育園に入所申し込みをされた方に対しまして、分園の定員枠に応じて入所決定し、通知しておるところでございます。  入所者の内訳は、0歳児7名、1歳児11名、2歳児4名の計22名となっております。  次に、2点目のご質問でございますが、保育園の関係についてでございます。平成24・25年度の対応といたしましては、清水保育園から木津保育園へ木津子育て支援センターを移管したことにより、清水保育園において受け入れ児童数の拡大が図れることや、ガーデンモールに開所予定の梅美台保育園分園での受け入れにより、待機児童対策の推進を図ってまいります。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 教育部長。 ◯教育部長(大西 茂) 教育部長でございます。  西山議員の2問目のご質問にご答弁を申し上げます。  木津中央地区におきましては、全域が一斉に供用開始されるというものではございません。平成24年度から段階的に供用開始されていくという計画である旨をUR都市再生機構から伺っております。  使用可能となった宅地から順次、建築工事が開始され、早ければ平成24年の秋ごろから徐々に入居が始まるものと予想いたしております。  木津中央地区の小学生は、新しい小学校が開校される平成26年4月までの間は、木津小学校に通学することになります。通学の安全につきましては、木津小学校と十分協議の上、安全な通学路の設定などを行ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 西山さん。 ◯7番(西山 幸千子) ありがとうございます。  いよいよ城山台のほうが本格的に入居等が始ります。  まず、一つ目の質問で再質問なんですけれども、先日、現地のほうを見てきました。かなり仕上がってきていましたけれども、雨の日に行きましたので、外階段、滑りどめがちゃんとついていて、それ自体は足を乗せたときに滑らないということで確認できたんですが、何カ所か階段に水がたまっていた部分もありました。これは、事故が起こらないように、その対応はできますね。いかがですか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 保健福祉部長。 ◯保健福祉部長(藤田 弘志) 保健福祉部長でございます。  西山議員の再質問にお答えいたします。  早速現地を確認させていただきまして、対応したいというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 西山さん。 ◯7番(西山 幸千子) 前回もちょっと質問させていただいたとおり、あそこは屋根がないので、ただし滑りどめのほうはきちっとついています。しかしながら水がたまっている。やはりそれはちょっと確認して、本当に事故のないように、子どもたちのためにも、せっかくしたのに、それによって事故が起きるということはないようなことで、それはお願いしておきたいと思います。  そうしましたら、待機の児童数が12人、今のところいらっしゃるということなんですが、この年齢別内訳を教えてください。 ◯議長(尾崎 輝雄) 保健福祉部長。 ◯保健福祉部長(藤田 弘志) 保健福祉部長でございます。  西山議員の再質問にお答えいたします。  12名の内訳でございますが、0歳児が4名、3歳児が8名という状況でございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 西山さん。 ◯7番(西山 幸千子) 今回、梅美台保育園のほうの分園のほうを設定していただいたんですが、ここに0歳児というのは対応ができなかったととらえてよろしいでしょうか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 保健福祉部長。 ◯保健福祉部長(藤田 弘志) 保健福祉部長でございます。  現在、梅美台保育園の分園のほうにも、0歳児としては7名入所決定をしている段階でございます。  今後、待機児童の想定される方につきましても、ほかの園とも十分調整をしていきながら、一人でも待機児童を少なくしたいというふうに思ってございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 西山さん。 ◯7番(西山 幸千子) そうしましたら、もう片方の3歳児8名ということなんですが、この3歳児の待機がふえた理由というのは、どのようにお考えですか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 保健福祉部長。 ◯保健福祉部長(藤田 弘志) 保健福祉部長でございます。  西山議員の再質問にお答えいたします。  毎年、年齢によりまして、若干、子どもの人数に差がございますというか、でこぼこがございますので、ちょっとその明確な理由と言われましても、なかなか難しいところがあるんですが、一応、平成24年度については、今、8名の待機が出る状況であるということでございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 西山さん。 ◯7番(西山 幸千子) そうしましたら、こちらのほうの対応というのは、今のところで結構ですけれども、どのようにお考えですか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 保健福祉部長。
    ◯保健福祉部長(藤田 弘志) 保健福祉部長でございます。  申し込みをいただいていて、まだ決定をしていない児童につきましては、今後、また市内の保育園の中で十分調整をさせていただきたいというふうに思っておりますが、それでもなおかつ待機という状況になった場合につきましては、市内の五つの保育園で実施しております一時預かり事業もございますので、そうしたほうにご案内をさせていただきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 西山さん。 ◯7番(西山 幸千子) お手元のほうにお配りしております資料の2をごらんいただきたいと思います。  木津川市が合併しましてから、常に定員数というのをふやしていっていただいている。しかしながら、4月の時点では、2008年、4年前、この時点で一たんゼロになったことはありますが、それ以外はやはり常に待機児童がいる。そして、10月になりましたら、それ以上にまたふえてしまう、そういったことがあると思うんです。やはり、市として、いわゆる追い駆けっこになっているんではないかと。これはどういうところで問題点があると考えていらっしゃいますか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 保健福祉部長。 ◯保健福祉部長(藤田 弘志) 保健福祉部長でございます。  西山議員のご指摘のとおりでございまして、なかなか待機児童をゼロにするというのは難しい状況でございます。  これは、先ほどおっしゃっていただきましたように、子どもの人口もふえておるということで、これは非常にありがたいことなんですけれども、現在、市といたしましても、できる限り待機児童解消に向けて取り組んでいるところでございます。  議員もご承知のように、京都府下でも初めて、今回、梅美台の分園ということで、ショッピングセンターの中での開所というふうなことで現在進めておる状況もございますので、引き続き待機児童の解消に向けましては、いろんな知恵を絞りながら対応していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 西山さん。 ◯7番(西山 幸千子) そうしましたら、もう一つの清水保育園のほうということで、受け入れ児童数の拡大ということになったと思うんですが、こちらのほうは何人、何歳児というのがわかれば、その部分、教えていただけますか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 保健福祉部長。 ◯保健福祉部長(藤田 弘志) 保健福祉部長でございます。  西山議員の再質問にお答えいたします。  清水保育園の関係でございます。もともと清水保育園につきましては、30名定員ということで保育をやってきておりましたけれども、木津の子育て支援センターを開設するということで、その関係もございまして、10名から15名の受け入れということにとどまっておりました。  この件につきましては、先ほども申しましたように、木津子育て支援センターを木津保育園のほうに移設をさせていただくということでございますので、もともとの定員の30名という形で受け入れをしていきたい。対象年齢につきましては、0歳から2歳と、これも従来から変更なしということで考えてございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 西山さん。 ◯7番(西山 幸千子) 済みません、私のほうはちょっと勘違いしていましたね。定員がふえるのかと思っていましたが、もとの状態に戻す、30名定員に戻すということで、それはそれでよろしかったでしょうか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 保健福祉部長。 ◯保健福祉部長(藤田 弘志) 保健福祉部長でございます。  もともとの定員の30名に戻すということでございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 西山さん。 ◯7番(西山 幸千子) そうしましたら、今年度に関しては、0・1・2歳児が梅美台の分園で待機児童のほうの対応をした。しかしながら、0歳児で4名、そして3歳児では8名待機が現実には残ってしまっているということが現実だと思います。定員をふやしても、なおかつそういった形で子どもたちのほうが待機ということになっているのが現状。  そうしましたら、今年度といいますか、平成26年度に城山台のほうの保育園のほうの開設をされると思うんですが、その時点での城山台のある程度の人口予想と、その時点で保育園の希望者数というのをどの程度考えていらっしゃるのか、それを教えていただけますか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 保健福祉部長。 ◯保健福祉部長(藤田 弘志) 保健福祉部長でございます。  西山議員の再質問にお答えいたします。  平成26年4月に新しい園を城山台で開設をしたいということで、現在、進めておるところでございますが、その時点での人口、平成25年度中の人口ということで、URのほうから聞いておりますのは、約1,500名ということで聞いてございます。それに対しまして、平成25年度当初の保育園の申し込みにつきましては、約30名ということで想定をしている状況でございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 西山さん。 ◯7番(西山 幸千子) 確か180人の保育園の規模だったと思うんですが、そのうち城山台では30名程度を予想していらっしゃるということは、梅美台とか州見台とかからの他地域からの希望者ということは、受け入れ可能でしょうか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 保健福祉部長。 ◯保健福祉部長(藤田 弘志) 保健福祉部長でございます。  受け入れは可能というふうに考えてございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 西山さん。 ◯7番(西山 幸千子) そうしましたら、梅美台・州見台のほうから新しい保育園に入る。その方たちは待機はなくなる。ほっとしますよね。城山台が人数がふえてくる。そうしましたら、今度、また城山台の人口増加で待機児童が生まれるのではないでしょうか。その点、いかがお考えですか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 保健福祉部長。 ◯保健福祉部長(藤田 弘志) 保健福祉部長でございます。  先ほどの質問で西山議員もおっしゃいましたように、イタチごっこになる可能性はあるかなというふうには考えてございますが、先ほども申しましたように、待機児童の解消につきましては、引き続いて努力していくという必要があろうかというふうに思っておりますので、またその状況を見ながら待機児童の解消に向けまして検討してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 西山さん。 ◯7番(西山 幸千子) 定員をふやしてきた市の努力は認めますが、やはり待機児童がなくならない。これは、根本的な対応が必要だと感じています。やはり、市長は子育て支援ということで、トータル的なことでということでおっしゃっています。やはり、木津川市というのがとても若い方たちにとっても、子育て世代にとっても魅力的なまちであるというのはすごくいいことだと思いますが、やはり民でできることは民でという考え方ではなく、市が全力を挙げて対応する、その必要性があるんではないかと思いますが、いかがですか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長。 ◯市長(河井 規子) 西山議員のご質問にお答えいたします。  木津川市は、ありがたいことに転入の方も多く、また転入されてからもたくさん子どもさんを生んでいただいているということで、非常に活気があるということで喜ばしいというふうに思っております。  これまでも、いろんな施策を考えながら、待機児童解消に向けて努力をしてきたわけでございます。今回も、ガーデンモールでもいろんな皆さんのご協力をいただいて実施ができたということであります。  今、次またふえたらどうするのかということでございますが、やはりそういった想定をしながら、次の保育園については検討していかなくてはいけないというふうに思っております。  しかしながら、やはり民間活力を活用させていただかなければ、市独自で設置することによって、国からの補助金がもう出ないというような現実もございますので、やはり市独自ですべて施策をやっていくということはなかなか厳しいという中で、やはり民間活力をできるだけご協力いただく中で、今後の対応についても考えていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 西山さん。 ◯7番(西山 幸千子) 市が独自でするにはお金のほうがということをいつも言われますが、やはり今、児童福祉法の第24条で市町村の保育実施義務というのがありますし、今、木津川市というのは、やはりそういった意味でのことをやってほしいと願う親御さんとかが多いと思うんですね。国の方針というものが私は決して木津川市にとってためになっていない、役に立っていないのではないかと反対に思います。国の新システムでは解決しない、やはり解決できない、自治体の力を伸ばすために国が本来なら支援しなくてはいけないのではないかと思っています。  この新システム、こちらのほう、反対の意見書を上げたところが多いんですけれども、それに関しては、部長、何件ほどというのはご存じでしょうか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 保健福祉部長。 ◯保健福祉部長(藤田 弘志) 保健福祉部長でございます。  西山議員の再質問にお答えいたします。  まことに申しわけございませんが、件数については把握してございません。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 西山さん。 ◯7番(西山 幸千子) 私たち議員のほうに全国市議会旬報ですか、こういうのがあるんですね。12月議会で「子ども・子育て新システムの撤回、慎重な対応を」、そちらのほうの意見書が26件上がっています。やはり、本当の意味で待機児童の根本的な対策になっていない。反対に、問題点が出てきたがために、そういった形の意見書が多く採択されているのではないかと思います。  今回、城山台のほうが順次ふえていきますし、統計的に聞きましたら、平成22年度で木津川市内で生まれた赤ちゃんというのが730人ほどいらっしゃったと思います。その子たちがそのまま大きくなれば、やはり3年、4年後には、幼稚園、あるいは働くことを前提とされたら、もうその子たちが保育園に入ってくる。その子たちが6年後、7年後には小学校、そんな形になってくると思います。その七百何十人というのは、城山台を抜いた数です。なので、やはりすごくうれしいことではあるんですが、それに対しての対応というのをやはり市はきちっとしていかなければいけないと思います。それが本当に市独自でできないという、今の国のシステムが問題点がある。窓口のほうでもいつも言っていますが、すごく頑張ってくれています。それこそ、本当にパズルのように、この保育園に行っていただいたらどうだ、この保育園はどうだという形でして、待機のほうが、本当でしたら59人という形で、12人、ちょっとこれは数字のマジックではないかと思う部分もあるんですが、そういった形の待機児童、4月1日の時点で、それがまた順次ふえていくという中で、やはりちょっと市としてきちっと、きちっとと言うと語弊がありますね、きちっとしていただいているとは思うんですが、もっとしっかり国や府に対しても本当の意味で進めていきたいということもあわせて言わなくてはいけないかと思っています。  ちょっと、時間の関係で、この質問はこれで終わらせていただきます。努力していただくことに関して、ちょっと確認だけしておきたいと思います。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長。 ◯市長(河井 規子) 西山議員のご質問にお答えいたします。  これからも、やはり子どもたちがすくすくと育っていく環境について努力をしてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 西山さん。 ◯7番(西山 幸千子) ありがとうございます。  やはり、知恵を出し合って、そういった部分では進めていきたいし、問題点は問題点として認識していかないといけないと思っていますので、そちらのほうはよろしくお願いいたします。  そうしましたら、3問目に行きます。  3月11日を迎え、改めて防災対策を問う。  毎年のように異常気象が話題となりますが、昨年は日本がそれまでに経験したことがないような大地震と津波がありました。そして、近隣の奈良県や和歌山県を襲った台風など。  そこで、たびたび市内でも被害をもたらす、局地的なゲリラ豪雨などの水害に対しての対応を聞きます。  1.昨年浸水被害のあった加茂町里区の水害対策のその後の対策はどうなっていますか。  2.木津川市内は低地が多く、市役所や支所・中央体育館などを含めて、広域避難場所に指定されているところさえも浸水するおそれがあります。市としての具体的な対応策はどのように考えていますか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 建設部長。    (建設部長 藤林 英和君登壇) ◯建設部長(藤林 英和) 建設部長でございます。  西山議員の1点目のご質問にお答えを申し上げます。  加茂町里地内の須田川の溢水による浸水対策を講じるため、昨年10月5日に関係各課及びJRの協力を得まして、合同による現地の調査測量を実施しております。  対策といたしましては、河川の流下能力を高めるために、河床のコンクリート張りを検討しております。  また、当河川は農業用水として利用されており、老朽化した取水樋門の維持管理が起因となる被害を防止するため、取水樋門を転倒ゲートとし、危険水位に達すればゲートが自動転倒するものに改修をするため、今回の補正予算に計上させていただいております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 総務部長。 ◯総務部長(代次 衛) 総務部長でございます。  西山議員の2点目のご質問についてお答えを申し上げます。  対策といたしましては、平成24年度におきまして、地域防災計画の見直しを予定をいたしており、その中で、水害と地震で避難所の区分けを行うことなどで整理することといたしております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 西山さん。 ◯7番(西山 幸千子) ありがとうございます。  1点目のことなんですけれども、具体的な話が随分と前に進んでいるというふうなお答えだと思います。今回の補正予算に計上して、それが今まですごく時間がかかっていた部分ですので、多分、地域の方も皆さんすごく喜んでいると思います。  やはり、市内、この場所だけではないんですが、各地域で集中豪雨など局地的な被害が数多く起こっています。いかなる事態でも、市独自の対応でも、市民の安全を守る必要性があると思います。  地域の要望や安全に対しての施策というのは、後回しに今までされていたんではないかと思います。それがJRのほうの協力、これが具体的に、今まででしたらもっと違う方法をという形を考えていたのが、新たな提案をして、これが具体化された。そのように考えてよろしいんでしょうかね。 ◯議長(尾崎 輝雄) 建設部長。 ◯建設部長(藤林 英和) 建設部長でございます。
     西山議員の再度の質問にお答えいたします。  JRと協議をする中で、このJRの高架の下流側に落差工という農業用取水がございます。それを30センチほど下げることによりまして流化能力を高めるということで、現在、考えております。  それにつきましては、農業利水に影響があるということで、現在、水利の地権者さんと調整をさせていただいているというところでございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 西山さん。 ◯7番(西山 幸千子) あちらのほうは、農業用水も含めて利用されている団体が何個かあるということなので、今までは話がなかなか前に進んでいなかったと思うんですけれども、下げることによってかなり流量がふえて、ああいうたまるということが少なくなると思うんですが、上流から流入を少なくする、そういうことは考えなくても大丈夫だったんでしょうか。ちょっとそこは確認なんですけれども。 ◯議長(尾崎 輝雄) 建設部長。 ◯建設部長(藤林 英和) 建設部長でございます。  西山議員の再度の質問にお答えいたします。  当然、農業用水につきましては、上流からの河川からの取水ということもございますので、そういう災害時につきましては、当然、その樋門を閉めてもらうということは、地元のほうへ周知徹底をしております。  それで、今回につきましては、あくまで暫定ということで、JRの高架下については、すべて計画に変えるというのではなく、あくまで今の落差工を撤去するということで、現在の約1.5倍の流化能力が確保できるということでの工事を考えております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 西山さん。 ◯7番(西山 幸千子) 1.5倍というのは、きちっと計算されて、それで前回のようなJRまでがとまってしまう、それは回避できる、そういった形のものでよかったでしょうか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 建設部長。 ◯建設部長(藤林 英和) 建設部長でございます。  西山議員の再度のご質問にお答えいたします。  現在のJRの軌道敷に影響がない最低の範囲ということで、30センチを下げさせていただくということで、JRと協議をしております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 西山さん。 ◯7番(西山 幸千子) ごめんなさい、私の質問の仕方が悪かったですね。  JRにどうのじゃなくて、あのゲリラ豪雨のときには、水がたまったことによって停電してしまって、踏切が上がらなくて、JRの電車もとまってしまったし、踏切がとまって水がたまってしまったことで、車も全部立ち往生したと思うんです。流水をきちっと流すことによって、そういう停電とか、そういった部分は回避できるかということをちょっとお聞きしたかったんですけれども。 ◯議長(尾崎 輝雄) 建設部長。 ◯建設部長(藤林 英和) 建設部長でございます。  いろんな雨の想定はいろいろしておって、現在今、詳細の測量とか、そういうところに入っているんですけれども、あくまで暫定改修ということでのご理解をお願いしたいというふうに思います。 ◯議長(尾崎 輝雄) 西山さん。 ◯7番(西山 幸千子) そうしましたら、今後もJR、水利組合、土地改良区、そして地元区とも話し合って、できましたら雨が多くなる時期までには、きちっとそういったことの対策を具体化して、去年のような被害が起こらないようにしていただきたいと思いますし、暗渠の部分も維持管理は市としてしっかり進めていただきたいと思います。これはちょっともうお答えは結構です。  2番目のほうに関しましての再質問ですけれども、東日本大震災でも、住民が避難場所だと思っていたところが、実は避難訓練で使われていたけれども、指定された避難場所ではなかった、また指定されていたけれども、避難場所として適切ではなかった、あるいは避難経路が適切ではなく、被害者が多く出てしまったと、そういうことがありました。  いつもおっしゃるように、災害が起こったときに自助・共助・公助というものがきちんと機能するために、まず市民がしっかりと判断する。その判断できる材料、指針となるものが防災計画だと思っています。  今、この防災計画に関しまして、どの程度まで進んでいますか。ちょっと教えていただけますか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 総務部長。 ◯総務部長(代次 衛) 総務部長でございます。  木津川市の地域防災計画の見直しについてのご質問についてお答えを申し上げます。  現在、平成24年度で市の防災計画、これの全面改定を計画をしてございます。防災会議につきましては、三、四回開きまして、各関係機関の計画と市の計画のすり合わせをし、京都府、また広域連合、国の機関等々との整合性を図りながら、平成24年度に策定をしていきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 西山さん。 ◯7番(西山 幸千子) 平成24年度ということですので、そちらのほうは進めていっていただきたいと思います。  ハザードマップのほうも、地震編と洪水編ということでしたか、そういった形で、水害と地震の場合で避難する場所も変わるということで、それはすごくいいことだと思っています。そういった意味では、本当に住民の方に、地震の場合はここ、水害の場合はここということのきちっとした知識として、やはりきちっと広報していただきたいですし、確認してもらえるように持っていってほしいと思います。  それに関しまして、避難場所ということなんですけれども、防災備品を確か準備するということだったんですが、例えば小学校とか中学校の防災倉庫ということを考えていらっしゃるのかと思うんですが、防災倉庫がない場合は、どういった形で進めていくのか、教えていただいていいですか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 総務部長。 ◯総務部長(代次 衛) 総務部長でございます。  防災倉庫、これにつきましては、合併いたしましたときに、旧3町でそれぞれの取り組みが違いました。木津川市となりまして、それぞれの三つの地域で、一応、備蓄の関係でありますとか、避難所の開設に当たっての資機材の関係、それぞれ浸水しない区域、また地震が起こってもある程度避難所として活用できるというところに、それぞれの資機材を備蓄をするということにしてございます。  また、防災倉庫のない地域につきましては、先ほど議員のほうがおっしゃっておられましたが、3助によりまして、それぞれの相互扶助の中で対応していきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 西山さん。 ◯7番(西山 幸千子) そうしましたら、防災倉庫のことにちょっと関して言いましたら、定期的な入れかえなど、そういう管理はどのような形で進めていくのか、ちょっと教えていただいていいですか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 総務部長。 ◯総務部長(代次 衛) 総務部長でございます。  備蓄資材の交換、また耐用年数の過ぎたものについてのご質問でございます。  これにつきましては、食料品の関係、5年ぐらいでの入れかえということになってございますので、木津川市は平成21年度から5カ年間をかけまして、2万人、3食分の食料を備蓄するということにしてございます。本年度で3カ年終わりまして、あと2カ年分ございます。一定、賞味期限が来る部分につきましては、それぞれの訓練で使っていきたいというふうに考えてございます。  今現在は、昨年の非常に大きな災害での食料支援ということにさせていただきましたが、それぞれの地域の訓練などにも活用していきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 西山さん。 ◯7番(西山 幸千子) それぞれの場所での訓練ということは、これは自主防災会などを想定していらっしゃるんでしょうか、それか地域長を中心として、どのような形で。 ◯議長(尾崎 輝雄) 総務部長。 ◯総務部長(代次 衛) 総務部長でございます。  災害が起こった場合につきましては、日ごろの訓練もしくは連携が非常に大事でございます。この連携につきましては、代表質問のほうでもいただいてございましたが、木津川市、昨年の夏に、まず水害の訓練、市の職員、関係機関が寄って訓練を行いました。年が明けまして、市の職員、またこの木津川沿線の関係の機関にご協力をしていただく中で、地震の訓練も実施をいたしてございます。本年度につきましては、市内の関係機関、これの計画を現在予定をしてございます。  なお、本年度、平成24年度に、先ほど質問のございました地域防災計画でありますとか、ハザードマップのほうの政策も並行で進めておりますので、時期的には未定ですが、できましたら各地域の訓練を実施していきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 西山さん。 ◯7番(西山 幸千子) 防災訓練を実施して、やはり市民のそういう危機に対する意識というのをきちっと高めることが大事だと思います。  このところ、ここ数日、震度5なり震度4なりということで、地震のほうがまた起こっていますし、そういったことを含めて、やはり今ちょうど震災から1年がたち、市民の方たちも自分たちで何ができるかとか、どういうことがあるかということを、今、考えているところだと思います。やはり、木津川市民を守るためにも、そういった形のことを今後も続けていただきたいと思っています。それに関してお願いします。 ◯議長(尾崎 輝雄) 総務部長。 ◯総務部長(代次 衛) 総務部長でございます。  市民の皆様の生命と財産を守るために市としてできること、また市民の皆様にご協力していただく中で、一緒に木津川市の防災・防犯に強いまちづくりを進めてまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 西山さん。 ◯7番(西山 幸千子) ありがとうございます。  私の質問はこれで終わります。 ◯議長(尾崎 輝雄) ただいま14時13分、14時30分まで休憩といたします。    午後2時13分 休憩    午後2時30分 再開 ◯議長(尾崎 輝雄) ただいま14時30分、休憩前に引き続き会議を開きます。  4番目、柴田はすみさん。    (柴田 はすみ君質問席へ移動) ◯6番(柴田 はすみ) 6番、公明党の柴田はすみです。  通告書に従いまして、一般質問をさせていただきます。  先ほども西山議員のほうから防災関連のご質問がありましたが、私は女性の視点からの防災対策ということでお尋ねさせていただきます。  東日本大震災から1年がたちました。先日も、千葉や東北、4とか5とか余震が続いております。被災地では本格的な復旧や復興が急がれる一方で、全国各地では、今回の震災の教訓を踏まえ、既存の防災対策を見直す動きが活発化しております。先ほど総務部長も、平成24年度、ことし検討してまいります、見直してまいりますというふうに言っていただいておりました。  そうした中、女性の視点で既存の防災対策を見直すとともに、新たな対策を検討するため、公明党は「女性防災会議」を立ち上げました。  我が国の災害対策の根幹をなす防災基本計画には、2005年に「女性の参画・男女双方の視点」が初めて盛り込まれ、2008年には「政策決定過程における女性の参加」が明記されました。  しかし、今回の大震災でも、例えば「着がえる場所がない」「授乳スペースがない」等の声を耳にしました。また、女性用衛生品、また化粧品、乳児のおむつなど、支援物資の不足も目立ち、災害時における女性の視点の大切さが改めて浮き彫りになりました。  女性は地域に人脈を築き、地域のことをよく知っております。介護や子育てといった具体的な経験を通じて、子どもや高齢者、生活者の視点を持っております。こうした女性たちは、災害時の担い手として、その力が発揮できるような仕組みが必要だと思います。  そこで、昨年、全国の我が党の女性議員が「女性の視点からの防災行政総点検」に取り組みました。そこで、何点か質問をさせていただきます。  まず1点目、女性の意見をふだんから防災対策にしっかりと反映するべきではないでしょうか。地方防災会議での女性委員を登用すべきでは。また、防災部局と男女共同参画部局との連携について、現在の状況はいかがなっておりますか。そのほか、女性の意見を防災計画に反映させる取り組みはどうなっておりますでしょうか。  2点目、市には女性消防団員がおられると思いますが、役割など状況はどのようになっておりますでしょうか。  3点目、避難所運営訓練を取り入れ、地域と連携した防災訓練を実施すべきではないでしょうか。  4点目、災害時の緊急物資の中に、女性や子ども、高齢者、障害者の方に配慮した物資が備蓄されておりますか。市長の施政方針の中にもございましたが、現在の状況とこれからの予定はどのように考えておられますか。  5点目、防災教育を充実させ、災害時の地域の窓口として、各小・中学校に防災担当職員を配置すべきではないでしょうか。  6点目、避難所である学校のトイレに洋式がほとんどない状況であると聞いておりますが、高齢者の方、障害者の方が使用しにくいのではないでしょうか。  以上、6点よろしくお願いいたします。 ◯議長(尾崎 輝雄) 教育長。    (教育長 森永 重治君登壇) ◯教育長(森永 重治) 教育長であります。  柴田議員の5点目のご質問にお答え申し上げます。  防災教育の充実のために、京都府教育委員会におきまして、平成23年6月に作成されました「学校安全における防災教育の見直しについて」を参考に、各小・中学校の実態に即した見直しを行ったところであります。  また、文部科学省におきましては、東日本大震災を受け、「防災教育」を全面的に見直すこととし、各都道府県で教職員への防災教育の指導者となる教育委員会の指導主事や教職員を対象に実践的な研修を行っているところであります。  今後は、この研修を受けた職員により研修が実施され、全国すべての学校に防災教育について一定水準の知識を持った担当教員を置かれるところでございます。  以上であります。 ◯議長(尾崎 輝雄) 総務部長。
    ◯総務部長(代次 衛) 総務部長でございます。  1点目から4点目についてお答えを申し上げます。  まず、1点目でございます。  木津川市防災会議には、公共交通機関を初め、電気・ガスなどのライフライン、消防、警察、自衛隊、河川関係の代表の方など、災害発生時や罹災直後の復旧でご協力をいただく関係機関の代表の皆様方に委員としてご就任いただいておりまして、その委員の中には女性はおられませんでした。  また、男女共同参画部局との連携並びに地域防災計画への女性の意見反映につきましては、平成24年度の地域防災計画の改定に当たりまして、パブリックコメントや、木津川市男女共同参画推進条例に基づく女性政策担当課等への意見聴取などにより、反映に努めてまいります。  次に、2点目でございます。  木津川市消防団員の実数は、平成23年4月1日現在755名であり、そのうち女性消防団員は19名でございます。  消防団活動指示は、団長が団員に対して指示をされます。現在まで、女性消防団員には、火災現場における直接の消火活動を指示された実績はございませんが、活動現場における後方支援や広報活動等を実施していただいております。  また、各種訓練や式典等には、男性団員と一緒に参加をしていただき、消防団員として必要な知識・技能の向上に努めていただいているところでございます。  活動いただいております主な内容につきましては、市内全域で相楽中部消防組合消防本部や、各地域の自主防災組織等関係機関と緊密な連携を図り、火災予防や団員募集などの広報活動、市民の皆様の防災意識向上に努めていただいているところでございます。  3点目でございます。  災害時には、自分たちのまちは自分たちで守るとの意識と活動が非常に大切であると考えています。そのためには、地域住民の方々と連携した避難所運営訓練などを実施する必要があると考えております。  今後、防災訓練の実施に向けて検討を進めてまいりたいと考えております。  最後に、4点目でございます。  平成24年度から計画的に整備を考えております避難所開設用備品につきましては、床マットやストーブ、非常用トイレ、毛布、組み立て式テントなどをその内容とすることで、計画をいたしております。  この中で、組み立て式テントは、女性や子どもの避難所生活に配慮し、避難所となる体育館の授乳スペースや女性用着がえスペースとして活用することとして考えているところでございます。  次に、災害時用食料につきましては、平成21年度から計画的に備蓄いたしております。この備蓄食料におきましては、高齢者や病気などによりやわらかい食べ物が必要な方に配慮した、おかゆなども含めているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 教育部長。 ◯教育部長(大西 茂) 教育部長でございます。  柴田議員の6問目のご質問にご答弁を申し上げます。  市立小・中学校18校におけますトイレの洋式便器の設置でございます。小学校で170カ所、中学校で84カ所となっています。高齢者や障害者が使用できる多目的トイレは、小・中学校18校中14校に、合計31カ所設置をしております。  今後とも、引き続き防災機能の面も含めまして、学校と協議の上、順次、必要な整備を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 柴田さん。 ◯6番(柴田 はすみ) それでは、再質問をさせていただきますが、1点目に、災害のように突然襲い来る困窮の危険に対処するときは、一人一人の置かれた状況に向き合うと同時に、人々がみずからの力で事態を打開しようとする動きを支えることが重要だと思います。その意識を社会に根づかせる上で欠かせないのが女性の役割に光を与えることではないでしょうか。災害によって命を失うのは、女性のほうが男性よりも多い、また大規模な災害ほど格差は大きくなるというふうに言われております。  また、一たび災害が起こると、女性が生活上の不自由や過度の負担を強いられる状況が生じるだけでなく、人権や尊厳が脅かされる危険度が増すというふうに言われております。  しかし、その一方で、女性が本来持っている防災に貢献する力や復興に貢献する力をもっと着目して、対策に反映させるべきではないかというふうに思っております。  現在の防災会議には、女性の委員はいないというふうにご答弁をいただきました。その防災会議条例の中の第3条の5に、「委員は、次に掲げる者をもって充てる」というふうに、1項から8項まで書かれているんですけれども、その中で、1項から7項までは、今ある災害対策基本法をもとにつくられたものだと思うんですけれども、この(8)の中に「前各号に掲げるもののほか、木津川市の防災に関し、市長が特に必要と認める機関等のうちから、市長が任命する者」という節があるんですけれども、それはどういうことでしょうか。また、現在、それに当てはまるという方はいらっしゃるんでしょうか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 総務部長。 ◯総務部長(代次 衛) 総務部長でございます。  今、議員のご質問の委員の皆様はということですが、木津川市に住所もしくは本店等がございます防災に関係した各組織の皆さんでございます。たくさんの組織の方に入っていただいております。  防災のハムの関係でありますとか、あとガスの関係、電気の関係、また区長、地域長さんの関係、民生児童委員さんの関係、たくさんの方に委員としてご就任をしていただいてございます。  また、木津川市の防災会議の委員さん、このメンバーは全国的にもまれでございまして、非常に多くの方に入っていただいてございます。できるだけ各機関の情報を市の計画に取り入れをいたしまして、実効性のある計画で進めていきたいというところで、たくさんの委員に就任をしていただいているというところでございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 柴田さん。 ◯6番(柴田 はすみ) ありがとうございます。  先日、35人の方が防災委員でいらっしゃって、女性の防災委員はいらっしゃらないというふうにお聞きしたんですが、今、公明党では、女性の意見をしっかり反映させていただきたいということで、3割を女性の方でしていただきたい。例えば、今、中央防災会議18名のうちの3割の方が、この間、なられたというふうに決まったんですけれども、そこら辺はお考えはないでしょうか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 総務部長。 ◯総務部長(代次 衛) 総務部長でございます。  防災会議のメンバーにつきましては、それぞれの機関に代表の方をお願いしますということで、こちらからお願いしている立場でございますので、その中で女性の方という、こちらからお願いはできないものというふうに思ってございます。それぞれの機関の代表の方に出ていただきまして、市としてより実効性のある計画をつくっていきたいというふうに考えてございます。  なお、女性の力は非常に大きなものがございまして、木津川市で女性消防団がございますが、府内でも余りない組織でございますので、今後もその女性の力をこの計画の中に反映をさせていきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 柴田さん。 ◯6番(柴田 はすみ) ありがとうございます。  ぜひ、大阪市のほうではそういう項がなかったので、「前各号に掲げるもののほか、市長が防災上必要と認める者」という項目を追加されて、市のほうでは自由に条例改正ができるというふうに災害基本法第16条でうたってあるそうなんですけれども、それで「市長が防災上必要と認める者」という項目をつけられたことによって、女性の方を採用されたというふうに聞いております。その辺、考えていただけないでしょうか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 総務部長。 ◯総務部長(代次 衛) 総務部長でございます。  「市長が特に」というのは、それは市の関係機関の中、また市のいろいろこの中で活動していただいている団体の中で、災害時、予防、また復旧、これに関係する団体の代表の方というところでございます。女性の方をという意味ではございませんので、よろしくお願いしたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 柴田さん。 ◯6番(柴田 はすみ) わかっています。私も、機関と書いてあるので、別に女性と決まっていないと思っていたんですけれども、そこを何とか者というふうに変えてもらって、女性を防災役員に入れていただきたいなというふうに思っております。  中央防災会議でも、国の防災対策の基本となる防災基本計画が改定されまして、一番重要な総則の中に、「地域の防災力向上を図るために、政策・方針決定過程及び防災現場における女性の参画の拡大などが必要」と明記されました。市では、今から新たに平成24年度にそういう総則をつくられるという、改定をつくられるということなんでしょうか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 総務部長。 ◯総務部長(代次 衛) 総務部長でございます。  防災計画というのは継続性のあるものでございまして、現在ある計画、これについて、国のほうで非常に不幸な事故・災害がございましたが、これの見直しが平成23年、24年、25年と見直しがされてきてございます。これに基づきまして、京都府が原子力の関係も含めて、平成24年、25年で見直しをしてまいります。この計画と市の計画を整合性を持つものとして改定を進めていくものでございます。その計画の中に、それぞれの関係機関の計画の盛り込みをいたしまして、予防と、起こった場合の対策、また復旧に充てていきたいというものでございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 柴田さん。 ◯6番(柴田 はすみ) 今、男女共同参画推進協議会という、ここも女性センターの中に男女共同参画という、そういう話を聞きに行かせていただいたんですけれども、これは横浜市の例なんですけれども、女性のための防災パンフレットとか、また女性のための私の防災シートとか、今さっきも言われていましたけれども、支援活動が本格化するというのは3日後というふうに言われています。実際、避難所がスタートしたりするのは3日後と言われているので、大抵、3日分の非常食は自分で用意しておきなさいとか、お薬とか飲料水とか、最低限要るものだけ用意しておいてくださいとか、あと化粧ポーチにおさまる防災グッズという形で、携帯ラジオとか簡易トイレ、これ210円で売っているんですけれども、簡易トイレとか、消毒のアルコールなど、自分なりの必需品を持ち歩くように提案してあります。  私も先日、淡路島の北淡震災記念館に行ってきたんですけれども、そのときについでに震度7の地震を体験してきて、全然立てないぐらいすごい怖いもんだなと改めて思ったんですけれども、今、いろんな防災グッズが売られております。もっともっと防災に対して、また震災に対して、災害に対して、市のほうから市民にアピールをしていただきたいなというふうに思います。  女性の消防団員の役割についてなんですけれども、広報活動とか、今、頑張ってしていただいているというふうに聞いておりますけれども、具体的には、周知をされている、広報活動をされているということなんですけれども、もっとたくさんの方を積極的に登用すべきではないかなというふうに思いますけれども、その辺はどのようにお考えでしょうか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 総務部長。 ◯総務部長(代次 衛) 総務部長でございます。  何点かご質問いただきましたが、まず木津川市の女性の登用の関係でございます。男女共同参画の担当部署におきまして、女性の登用率目標35%と定めてございます。現在のところ、これも集計の仕方にもよりますが、その達成率としては、約7割強でございます。  次に、女性消防団の関係でございますが、旧木津町で平成15年に女性消防団、これを結成をいたしました。このときにちょうど私、総務課長でして、全国の女性消防団の動向を見ておりますと、京都府内でも余りなくて、全国的にも非常にまれだったんですが、それぞれの地域で事情は違いますが、お勤めに行かれる場所、今まではご商売されている方とか農業、営業の方が、市内・町内のほうで活躍をされておったんですが、外へ出られるということで、何か起こった場合に、昼間、そういう力がないというところで、女性の方にお願いをしていこうというところで、木津川市の各部がございまして、部に1名ずつ代表の方に出ていただいて、それぞれの事情・話をしていただく中で、消防の数の計画でありますとか、啓発の計画、これをつくっていただいておったんですが、男性だけじゃなくて女性の方も参画しようということでお願いをして、現在に至っているというところでございます。  非常に女性の力は強いですし、いろんなアイデアもございますし、今現在も木津川市の消防の中で月1回、女性消防団の会議を持っていただいていまして、事務方の職員もそこへ同席をしながら、その意見を聞きながら消防の活動に反映をしていただいているというところです。  防災計画の見直しについても、消防団長、委員の一人でございますので、その中で反映をしていっていただけるものというふうに思っております。  また、備蓄関係についても、女性消防団だけではなくて、女性の担当の部署にもいろいろ意見を伺っておりますので、必要な物資については備蓄をしていく、また大型の量販店とも防災協定を結んでおりますので、何かあった場合については、そちらから緊急で回していただくというような対応をとっているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 柴田さん。 ◯6番(柴田 はすみ) ありがとうございます。  我が市は女性がすごく活躍してくださっているということで、ありがとうございます。  次の3番目の避難所運営訓練というところなんですが、現実的に避難所の訓練をしてまいりますというふうにお答えをいただいているんですけれども、避難所運営訓練を図面上で模擬体験ができるという、HUG(ハグ)という研修が、今、各自治体で行われているんですけれども、それについてはご存じでしょうか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 総務部長。 ◯総務部長(代次 衛) 総務部長でございます。  詳細については存じ上げておりませんが、システムは知っております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 柴田さん。 ◯6番(柴田 はすみ) 今、いろんな自治体で、このHUG(ハグ)という、HUGなので、避難所運営ゲームという、それを上だけとってHUGというふうに言われているんですけれども、今、13都道府県合わせて8,541人が体験し、もうすぐ1万人になるんじゃないかと言われるぐらいの方がその体験をされているんですけれども、これはあくまでもゲーム形式でするんですけれども、何人かの人が集まってきて、いろんなカードを用意していて、模造紙みたいなのを用意して、いろんなカードを集めて、ここにこんな人が避難してきますよとか、こんな物資が届きますよとか、こういう外国の方が来られますよとか、いろんな想定のいろんなカードをつくっておいて、みんなで七、八人のグループを幾つかつくって、その中で、こういう人はここに誘導しようとか、こういう人はここへ誘導しようとかというふうに、みんなの頭の中で考えていくというふうなゲームなんですけれども、これは名張市なんですけれども、名張市でも市内15地域でこれを開催されて、もしかしたら私がその避難所を運営しなければいけなくなるかもわかりませんし、だれがなってもできるように、いざというときのために訓練をしていこうというふうに考えておられます。  静岡市では、HUGのセット一式6,700円で作業所のほうで売っておられるというふうに、それを買われながら、皆さん全国で避難訓練をされているというふうに聞いています。  うちも、もし何かあったら南加茂台小学校のグラウンドの一番真ん中で集合しようと、それぐらいしか具体的には決めていないんですけれども、本当にもっと避難所の運営ゲームをしたらどうかなというふうに思いますが、その辺はいかがでしょうか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 総務部長。 ◯総務部長(代次 衛) 総務部長でございます。  地域で避難に対する取り決め、訓練をしていただくことは、非常に大事なことだというふうに考えております。各地域でその訓練をされる場合につきましては、ご連絡をいただきますと、私どもの職員も参加をさせていただきながら、一緒に避難所の開設、また避難訓練をさせていただきたいというふうに考えてございます。  なお、木津川市には、防災の組織、これは市長が本部長でございますが、市長をトップといたしまして防災の組織をつくってございます。これは、避難所開設について、どこの部署がどういう役目をするのかという、きちっと決めたものでございます。だれでも避難所を開設するという、そういう地域の取り組みも非常に大事でございますが、市としては組織を持って、避難所の開設の部署はこの部署であると、また避難所開設に当たって一番大事なのは、災害の状況をしっかりと把握し、今後の予想をし、その中で避難所が避難所として活用できるのかどうか、これを見きわめることが非常に大事だというふうに考えてございますので、それぞれの地域の計画訓練、また市との計画の内容、一緒に相談をさせていただきながらつくらせていただきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 柴田さん。 ◯6番(柴田 はすみ) わかりました。  いざというときに効果的に避難所の運営ができるように、しっかりと訓練を重ねておくことが重要だと思います。  4番目の質問なんですけれども、先日、イコールネット仙台というNPO法人があるんですけれども、それは生活もすべて男女平等の視点で見直すことにより、女性も男性も人間らしく伸び伸びと生きられる社会の実現を目指すという、そういうネットワークをつくり上げたいという思いでつくられたNPO法人なんですけれども、その講演をお聞きする機会がありました。  それも、やっぱり1995年の阪神・淡路大震災の折に女性が大変な思いをしてきた。それは、男性の方ももちろんすごく大変なんですけれども、でも実際に家に帰って御飯の用意をするのも女性がほとんどだと思いますし、子育てからいろんなこと、やっぱり女性にかかってくる負担がすごく多いと思うんですね。  だから、本当に特に仙台とかあっちのほうは、多分、これから高い確率で災害が起こるというふうに想定をされてきて、いろいろ対策を考えられているというのをお聞きになって、2008年に仙台市の女性1,100人に対して調査をして、女性の視点で災害支援を考えてほしいというふうに提言されたんですけれども、結局、今回、東日本大震災ではほとんど活かすことができず、やっぱり避難所を回ると、不自由なこととかがいっぱい出てきた。  このNPO法人の方たちが避難所を回るときに、不自由なこと、辛いことというふうに聞いたときに、子守とか介護、家事、洗濯、御飯の用意、すべて女性に負担がかかるということで、それが長引けば長引くほど辛くなってくる。その中で普通の生活に戻るには、女性にとってはやっぱりちょっとぜいたくと言われるかもわかりませんけれども、ちょっとした化粧品であったり、ハンドクリームであったり、マッサージであったり、髪の毛を切ったり、そういうことだったんですね。この非常時ぜいたくなというふうな男の方の声もあったんですけれども、女性が元気になれば周りも元気になるという、本当にそれは大事なことじゃないかなと。  市長の施政方針の中にも、授乳や着がえの仕切りの資材を備蓄してくださるというふうに、5年計画でというふうに言っていただいていましたが、もっともっといろんな女性の声を反映できるようにしていただきたいというふうに思いますが、その辺はどのように思われますか。やはりぜいたくなんでしょうか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 総務部長。 ◯総務部長(代次 衛) 総務部長でございます。  災害が起こりますと、男女の区別なく、非常に窮屈な生活、また精神的に非常にダメージの大きい日常生活を送っていただくということになると思います。女性にかかってくる負担も非常に大きなものがあると思いますので、それぞれの性別に応じた内容の取り組みを進めていきたいわけなんですが、備蓄できるスペースも限られておりますので、そのご提案のあった内容も含めまして、今後、備蓄をしていく資機材のところに反映をさせていきたい、またいろんなご意見を伺う中で、少しでも快適な生活を送れるように備蓄のほうを進めてまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 柴田さん。 ◯6番(柴田 はすみ) ありがとうございます。
     やはりちょっとすごいいろんな負担がかかってくるというのがすごく今言われていることですので、ぜひともその辺のことをお願いしたいなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  次、5問目の学校のことなんですけれども、9月議会で防災教育に関していろいろ申し上げましたところ、教育長は、今までの訓練を見直した、もっと現実的な、もっと具体的な訓練方法をそれぞれの学校で具体的に検討しているというふうにお答えをいただきました。防災教育の指導者とかの検証を行っているというふうに、今、お答えをいただきましたが、実際にはもう担当教員を置かれているんでしょうか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 教育長。 ◯教育長(森永 重治) 教育長であります。  柴田議員の再質問にお答え申し上げます。  先ほど申し上げましたように、今、各都道府県の担当者というのを、まず文部科学省が招集しまして、そこで東日本大震災の具体的な事例等を含めた防災教育の今後の見直しについて説明を行う。代表選手として職員が行っておりますので、指導主事等が。それが持ち帰って、今後、各学校に具体的に説明をしていく、そこで、それぞれの学校から代表選手といいますか、窓口としての担当教職員を置いていくと、そういった段取りで、今のところはまだ進行中であります。  以上であります。 ◯議長(尾崎 輝雄) 柴田さん。 ◯6番(柴田 はすみ) ありがとうございます。  防災教育で一番重要なことは、みずからの命を守るということと、またそれがちょっと落ちつけば、復旧・復興を支えるため支援者となる視点が子どもたちにとって大切だというふうに言われていますし、今、防災強化のためのいろんな補助制度を、耐震化はもう計画的にされて、もうちょっとしたらすべて完了するというふうには聞いておりますが、防災強化のための補助制度がいろいろ今あるというふうに聞いております。天井の落下防止とか設備機器の移動、また転倒防止の工事、避難経路、外階段の設置など、手すりとか、さくとか、いろいろ言われておりますが、その辺、別に今のところは考えておられませんでしょうか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 教育部長。 ◯教育部長(大西 茂) 教育部長でございます。  柴田議員のご質問にご答弁申し上げたいと思います。  ご質問いただいております件につきましては、必要性があるということで、国のほうからも補助制度ができております。しかしながら、木津川市におきましては、まず平成27年度までに耐震化を完成させるということを第一に考えております。  このことについて府下でも調べてみましたけれども、今のところ、まだ計画的に進めていっているというところはございません。木津川市といたしましても、このまま放置することなく、まずは耐震化を完成した時点で、次の段階へと入っていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 柴田さん。 ◯6番(柴田 はすみ) わかりました。  また、予算をいろいろ組んでいただいているようですので、ちょっと危険なところとかを調べていただいて、直せるところは、補助がある間に直していただけたらなというふうに思いました。  トイレについては、ちょっと何か答弁があれだったんですけれども、18校におけるトイレの洋式便器の設置は、小学校で170カ所、中学校では何カ所と言っていただきましたか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 教育部長。 ◯教育部長(大西 茂) 教育部長でございます。  中学校84カ所ということで、よろしくお願いします。 ◯議長(尾崎 輝雄) 柴田さん。 ◯6番(柴田 はすみ) わかりました。  もっと少ないと思って聞いたんですけれども、ちゃんと私が調べていなくて、申しわけありません。  どちらにしても、地震とかじゃなくても、子どもたちは何かなかなかトイレに入りにくくて、和式だと落ちつかないという声もよく聞くので、洋式トイレをこれからもふやしていただけたらなというふうに思いますが、その辺はいかがお考えでしょうか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 教育部長。 ◯教育部長(大西 茂) 教育部長でございます。  洋式トイレにつきましては、全体的には約3割弱が設置されているという状況です。  今後ということでございますけれども、この率を上げるという場合に、多目的トイレのない学校が4校、先ほどご答弁させていただきました。この点について、まずは設置の方向でということで、これも順次になると思いますけれども、何らかの改修するときとか、あるいはトイレの増築をするとき、あるいは開校時にという形で今まで設置してきたという経過がございますけれども、この辺が今後の課題かなというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 柴田さん。 ◯6番(柴田 はすみ) ありがとうございます。  それでは、くれぐれもよろしくお願いいたします。  今回の女性の視点で防災の点検をしてほしいということは、我が党からのお願いなんですけれども、全国的に見ても女性の委員が、これは京都府の分なんですけれども、点検したときに、女性の委員がいないというのは、やっぱり44%しか、だから56%がまだ女性委員がいないという状況なんです。ぜひとも、女性委員を3割ぐらいにふやしていただいて、しっかり女性の意見を聞きながら、どういうとこら辺が足らないのか、もっともっと避難所で、いつなるかわからないというところがあるので、調べていただきたいなというふうに思ったので、したんです。  やっぱり日本は、この間、北淡震災記念館に行ったときに、野島断層を見せていただいたり、全世界の地図があったときに、日本はほんまに断層だらけで、ほんまにこんなところでちゃんとこうやってしゃべっているのが不思議だなと思うぐらい、すごい地震大国だなというふうにつくづく思って帰ってまいりましたので、地震対策、また災害対策が少しでも前に進むようにお願いして、1問目の質問は終わらせていただきます。  2問目なんですけれども、「市営住宅の入居条件の改正を」ということでお願いしたいんですけれども、1点目、市営住宅に入居する場合の条件が幾つかありますけれども、その中に連帯保証人が市内在住の方で2名というふうになっております。ほかの自治体と比べて少し厳しくなっていないかなというふうに思いますが、何か特別な理由がございますか。  また、2点目に、市営住宅管理条例は、平成19年、多分、これ合併のときですよね、つくられたものだと思うんですけれども、見直しを考えていかなければいけないんじゃないかなというふうに思いますが、いかがお考えでしょうか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 建設部長。    (建設部長 藤林 英和君登壇) ◯建設部長(藤林 英和) 建設部長でございます。  柴田議員の2問目の質問にお答えをいたします。  1点目の連帯保証人の必要数についてでございますが、近隣自治体と比較して特段厳しくなっているという事実はございません。  続きまして、2点目のご質問にお答えをいたします。  地域主権一括法の制定により、公営住宅法及び公営住宅施行令が一部改正されるため、入居資格について見直しを行う予定をしております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 柴田さん。 ◯6番(柴田 はすみ) 何かあっという間に終わってしまったんですけれども、市営住宅に入る場合、私もちょっとある方からご相談を受けたもので、この管理条例を見ていましたら、市長が適当と認め、連帯保証人が2人あることとか、市内在住者に限るというふうに書いてあるんですけれども、2名とも市内在住に限るというところは、日本全国を探してみたんですけれども、全市町村は調べていないですけれども、城陽市は市内在住お二人ということでした。でも、宇治市は日本全国どこでもいいので2人、京田辺市も原則市内で1人、精華町も町内で1人、八幡市も全国で1人という形で、結構、1人とかというところが多いと思うんですけれども、私も自分自身の親戚が市内に2人、だれかなってくれるかなと思ったとき、やっぱり特に木津川市なんか外から入ってこられる方が多いですし、核家族になってきたら子どもが外に出るケースも多いと思うんですけれども、そこら辺はどのようにお考えでしょうか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 建設部長。 ◯建設部長(藤林 英和) 建設部長でございます。  柴田議員の再度の質問にお答えをいたします。  連帯保証人と言いますのは、入居者にかわって保証していただくという根本的なものがありまして、今、非常に滞納者等も多くございまして、滞納対策としても連帯保証人も今後視野に入れて検討していかんなんということで、そういう連絡とか調整の事務が、遠方に比べましてよりやりやすい市内在住者ということで位置づけて、そういう滞納整理等についても考えていきたいということで、市内在住の連帯保証人ということで位置づけております。  また、ちなみに近隣につきましても、今言われたのとか、和束町とか奈良市につきましても、木津川市と同様の条例を使っていただいているということでございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 柴田さん。 ◯6番(柴田 はすみ) 実際に保証人の方に滞納で行かれるケースは何件かあるんでしょうか、あったんでしょうか、過去。 ◯議長(尾崎 輝雄) 建設部長。 ◯建設部長(藤林 英和) 柴田議員の再度の質問にお答えいたします。  現在までは、そういう本人に滞納のお願いに行っているということで、保証人には現在のところは行っていないという状況でございますが、今後につきましては、そういう連帯保証人も視野に入れて検討していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 柴田さん。 ◯6番(柴田 はすみ) しつこいんですけれども、どれぐらい滞納したら保証人に弁済してくださいというふうに行くんでしょうか。そういう決まりみたいなのはあるんでしょうか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 建設部長。 ◯建設部長(藤林 英和) 建設部長でございます。  そういう決まりというのは、現在ございません。 ◯議長(尾崎 輝雄) 柴田さん。 ◯6番(柴田 はすみ) 地域主権一括法ということで、入居資格について見直しを行う予定をしておりますというふうにご答弁いただきましたけれども、どうでしょうか、この辺で1人にするとか、市内在住、もう1人は外にするとか、ちょっとぐらい考えてあげようかなとは思っていただけませんでしょうか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 建設部長。 ◯建設部長(藤林 英和) 建設部長でございます。  柴田議員の再度の質問にお答えいたします。  地域主権一括法によりまして、整備基準、それから入居収入基準ということが見直しをしなければならないということになっておりまして、この見直しにつきまして、住宅管理審議会、また入居者選考委員会等のいろいろ意見を伺いまして、それから最終的にパブリックコメントを行って改正をしていきたいという予定をしておりますので、その辺でも今のことについても検討の視野になるなという考え方をしております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 柴田さん。 ◯6番(柴田 はすみ) わかりました。  それでは、その辺、ちょっとしっかりパブリックコメントをいただきながら、ぜひとも2人だったら、せめて1人は日本全国どこでも、世界中でもいいですけれども、していただくとか、もうちょっと考えていただけたらなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  以上で、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ◯議長(尾崎 輝雄) ただいま15時15分、15時30分まで休憩といたします。    午後3時15分 休憩    午後3時30分 再開 ◯議長(尾崎 輝雄) ただいま15時30分、休憩前に引き続き会議を開きます。  5番目、倉克伊さん。    (倉 克伊君質問席へ移動) ◯11番(倉 克伊) 議席番号11番、倉です。  今回、私は2問の質問をいたします。  まず初めに、JR奈良線の高速化・複線化と、木津川右岸宇治木津線について質問をいたします。  JR奈良線は、木津川右岸の地域住民にとって、生活の足であり、重要な路線であります。また、木津川右岸宇治木津線も、右岸地域の経済発展と生活の基幹道路として大いに期待をしているところであります。  まず、JR奈良線からお聞きをいたします。  1月25日に新聞報道で、府・JR及び関係自治体の3者の合意により、奈良線の高速化・複線化の第2期事業実施に向けた共同調査が平成24年度から実施されるという内容の掲載がありました。そこで、次のことをお聞きいたします。  1.3者合意とは、事業実施の合意であるか。また、調査区間が事業化の区間と考えていいのか。  2.3者の費用負担割合は掲載されておりましたが、今回の調査の市の負担は幾らか。また、事業主体はJRということでありますが、共同調査で市の位置づけはどのようになっているか。  3.第2期の事業期間と事業総額はどの程度になるか。  4.今後の木津川市への事業効果はどうか。  続きまして、木津川右岸宇治木津線は、平成13年10月に近畿地方整備局が策定した計画において、「大阪地域と学研都市との連携を強化するため、地域高規格道路として学研都市連絡道路の調査を推進する。また、木津川右岸について、地域高規格道路として宇治木津線の調査を進める」と位置づけられております。そこで、次のことをお聞きします。  1.市の「総合計画」や「都市計画マスタープラン」並びに関係市町の宇治木津線の位置づけはどうか。  2.促進協議会の活動内容はどのようになっているか。  3.東中央線や天神山線などの市の基幹道路網整備と宇治木津線との関連について、市のお考えはどうか。  以上のことをお聞きします。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長。    (市長 河井 規子君登壇)
    ◯市長(河井 規子) 倉議員のご質問にお答えいたします。  このたびの合意は、JR奈良線の複線化の第2期工事に向けた調査につきまして、JR西日本・京都府と沿線市町が合意したものでございます。  調査の目的は、第2期工事の事業化に向けまして事業内容や事業費等を確定していこうというものでございます。  この調査事業の実施によりまして、複線化の第2期工事が大きく前進するものと考えております。  次に、調査区間と事業化区間の関連についてでございますが、事業化を見据えた調査でありますことから、現時点での有力な事業区間と認識をしているところでございます。  ほかのご質問につきましては、担当部長よりご答弁申し上げます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長公室理事。 ◯市長公室理事(尾崎 直利) 市長公室理事でございます。  私からは、2問目から4問目のご質問についてお答えをさせていただきます。  まず、市の負担につきましては、調査費の9,000万円を、京都府・沿線市町及びJR西日本の3者が3分の1ずつを負担する予定をいたしております。  市の負担につきましては、第1期工事に際しまして沿線市町で交わしております覚書に基づきまして、均等割・人口割・乗車人員割・駅数割・路線延長割から算出をいたしまして、市町負担額の11.68%、金額にいたしまして350万4,000円でございます。  次に、共同調査におけます市の位置づけでございますが、京都府及び沿線の6市町とともに円滑な調査実施に向けまして協力を進めることでございまして、これによりまして早期事業化の合意に結びつくものと考えているところでございます。  次に、事業期間でございますが、今回の調査に基づきまして、事業内容や事業費などを踏まえ、事業着手からおおむね10年程度と伺っておりますが、今後、調査業務が進めば明確になるものと考えているところでございます。  事業費につきましても同様ではございますが、現時点では、300から400億円程度ということが想定をされているところでございます。  最後に、今回の第2期工事は、全線複線化に向けまして大きな一歩であるというように認識をいたしております。  その上で、今回の整備による効果といたしまして、複線化区間の拡大によりまして、安定性の高いダイヤの実現を期待することができます。  また、棚倉駅での高速化事業は、快速列車通過時の速度低下の減少が図れ、このことが速達化につながることから、奈良線全線の快速列車の時間短縮につながるものというように考えているところでございます。  そして、何よりもラッシュ時間帯の増発が可能となりますことから、京都方面への利便性の向上が図れ、このことはまちづくりを進める上で大きな効果であるというように考えているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 建設部長。 ◯建設部長(藤林 英和) 建設部長でございます。  倉議員の2点目のご質問にお答えをいたします。  総合計画におきましては、広域道路網の整備といたしまして、木津川右岸宇治木津線の道路新設促進が位置づけられております。  また、都市計画マスタープランにおきましても、市の「総合計画」での位置づけを受けまして、交通施設整備方針の道路において、現在、国道24号1本である木津川右岸側の縦軸を強化するということで、主要幹線道路として新設促進する路線として位置づけております。  次に、木津川右岸宇治木津線道路新設促進協議会の活動といたしましては、南山城地域における木津川右岸地域の調和のとれた発展に向け、道路新設の促進を図ることを目的といたしまして、井手町・城陽市・木津川市の2市1町で組織をしております。  協議会の活動といたしましては、毎年、総会を開催し、事業計画に基づき、幹事会や道路事業推進に向けた研修会などの開催をするとともに、会員相互並びに京都府との連絡調整を行っております。  また、京都府並びに国土交通省に対し、南山城地域の活性化と防災対策の充実を目指し、宇治木津線の構想路線から計画路線への格上げと早期整備促進に向けた中央要望活動を実施しております。  次に、東中央線や天神山線は、学研木津地区へ通じる幹線道路であり、宇治木津線が新名神高速道路に接続されることになれば、より一層の利便性向上が図られ、広域交流軸として木津川市の発展に大いなる貢献が期待できるものと考えております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 倉さん。 ◯11番(倉 克伊) それでは、再質問を行います。  JR奈良線複線化の件でありますが、私の資料で、今日までの経緯を簡単に説明させていただきます。  JR奈良線複線化の促進につきましては、昭和42年、今から四十四、五年前になるんですけれども、11月に沿線の4市4町でJR奈良線複線化促進協議会が結成され、当時の運輸省、JR西日本、そして他の関係団体に要望・陳情等を行ってこられました。  また、昭和55年6月には、京都府並びに南部の市町村で京都府南部地域鉄道整備促進協議会を結成され、地元の選出国会議員や当時の運輸省、そしてJR西日本等に陳情・要望、そして将来の需要予測や整備効果等について検討を行ってこられました。  こうした結果に基づきまして、昭和57年4月に奈良線の京都木津間と関西本線の木津奈良間の電化工事が認可をされまして、同年7月に着工、昭和59年10月に電化開業、そして所要時間の短縮や列車の増発、そして運送サービスの改善が行われてきたわけであります。  さらに、平成9年3月のJR藤森の開業、平成13年3月には全線複線化に向けて、第1期事業として、京都JR藤森間、そして宇治新田間が複線化され、同時にJR小倉駅も開業されたと、こういう経緯であります。  また、今回の施政方針の中で、市長は、将来において市が持続的に発展していくためにも、JR奈良線の複線電化の実現に向けて一層の働きかけをしていくと、このようにも申しておられます。  そのためには、この協議会に参加をし、協調しながら、沿線の自治体として必要な陳情を行っていくというのは、言うまでもありません。ただ、今回の調査区間というのが、当然、工事区間になるであろうということは私も想像はできます。  そこで、質問をいたしますが、この調査区間をどのような形で、どのような会議で意思決定されたのか、まずそのことをお聞きしたいと思います。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長公室理事。 ◯市長公室理事(尾崎 直利) 市長公室理事でございます。  倉議員の再質問にお答えをいたします。  まず、今回の調査区間でございますが、これにつきましては、JR全線複線化に向けまして効率的に高い部分ということでJRから提示がございまして、それを受けまして、京都府、それと沿線の市町等の場で決定をさせていただいていると。正式には、この調査を受けまして、今後、第2期工事の区間を決めるということになってございますが、まずは第1期工事につきまして、効率的に高い区間ということで、第2期工事の区間が提示されたものというように解してございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 倉さん。 ◯11番(倉 克伊) 効率的に高いという言葉が出たんですけれども、いわゆるもちろん投資をするわけなんで、利用者等の効率性というのは重視されるわけですね。  奈良線を全線見ますと、確かに京都の南部に来ますと、いわゆる天井川であるとか、河川であるとか、工事費が高額な部分というのが多々見受けられます。その中では、やはり南部になるにつれて人口比が少なくなってくるわけで、いわゆる効率的に低い部分であろうかと、このような判断をするわけなんです。  ただ、木津川市において、この奈良線に影響を受けているのは、旧山城町が多いわけでありまして、山城町の中でも、いわゆる棚倉と上狛の区間、私はこの区間を調査区間に入れてほしかったなというのが本音でございます。棚倉と玉水区間は天井川がございます。そして、ご存じのように上狛から木津までの間は、木津川という大きな橋がございます。  そういった部分では、大変効率性という部分では難しいかなと思うんですけれども、それともう一つ、駅構内の問題なんですけれども、棚倉は、いわゆる高速化、いわゆる直線的にポイントされるということで、高速化が図られる。  これは直接複線化には関係ないんですけれども、上狛駅舎、ご存じでしょうか。石段が6段ございまして、いわゆる駅を利用する人、特に障害者の方はもちろんですが、足のお悪い方でも入りにくいという部分がございます。その辺は、JRとの協議の中に入るかどうかは知りませんが、その辺の要望も地元の自治体としてお伝えをしていただいているんでしょうか。その辺をお聞きしたいと思います。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長公室理事。 ◯市長公室理事(尾崎 直利) 市長公室理事でございます。  倉議員の再度のご質問にお答えいたします。  まず、私、先ほど効果の高いというふうに申しておりますが、もう一つには、事業効果の出るということで、例えば第1期工事でございましたら、閉塞になります京都駅の周辺ということで、ここを複線化にすることによって投入できる列車がふえるというようなこともございますので、これはJRのほうでそのようなものを検討されて、今回の第2期工事につながっているというように解しているところでございます。  それと、上狛棚倉間について、今回の調査区間に入っていないじゃないかということもございますが、まずJRの中でされていく中では、先ほど言いましたように、投資の事業効果の高いところということで、まず第1期工事では、鴨川の架橋がございました。第2期工事は、宇治川の架橋ということで、その次には木津川の架橋になってくるのかなと。木津奈良間につきましては、複線化ができているということで、この区間には投入できる列車が多いということもございまして、今回のことになってきているのかなというふうに考えているところでございます。  それと、2点目の上狛駅での駅舎についても私も存じ上げておりまして、駅の改札に入るまでは石段を上っていくというふうになってございます。個別の状態につきましては、私ども沿線の市町と一緒になって全線に向けての取り組みはさせていただいておりますが、駅舎個別の取り組みにつきましては、市単独でも要望をさせていただいているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 倉さん。 ◯11番(倉 克伊) 地元の利用者が不便なく利用できるというのがまず第一前提だろうと思います。ぜひとも、今後も続けて要望・陳情を行っていただきたいと思います。  それとあわせて、もちろん木津駅も奈良線の一部であります。中央地区もこれから使用開始になりまして、利用者がふえるというのは予測されます。ぜひとも、その辺のアクセスについても、これは要望にしておきますが、考えていただきたいと思いますので、よろしくお願いしておきたいと思います。  私も今回のこの第2期工事、大変喜んでおります。JR奈良線の高速化・複線化、これ完全複線化に向けて、ぜひとも地元の自治体として声を大きくJR、そして国のほうになお一層の力を注ぎ込んでいただきたいと思いますが、市長、思いを、この部分、お伝えください。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長。 ◯市長(河井 規子) 倉議員のご質問にお答えいたします。  今回、ようやく第2期工事に向けての調査が始まるということで、私どもにとっては非常に大きな期待をしております。  しかしながら、全線複線にはまだ大きな壁があるということでもございますが、私どもは今回も全線複線に向けて第2期工事ということで明確にしていただいているところでございますので、何としても第2期工事を早く進めていただき、全線複線に向けて、次のステップに向けても努力をしてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 倉さん。 ◯11番(倉 克伊) 次に、木津川右岸宇治木津線について質問をいたします。  ご答弁でもありましたように、都市計画マスタープランにもはっきりと位置づけられております。もちろん、総合計画にも位置づけられているということであります。  また、木津川右岸宇治木津線道路新設促進協議会、これ毎年、予算にも計上されていますが、これは平成元年に、旧木津町・山城町、そして井手町・城陽市の4市町で組織をされまして、今は、先ほどの答弁のように、2市1町ということでありますが、会長が確か井手町長ということで、副会長が木津川市長と城陽市長ということで、ほかに各市議会の議長、そして顧問に府議会議員という、すばらしい構成員の方々であります。  しかしながら、私の聞き及んでいるところによりますと、今、第二名神のアクセス道路としての位置づけということで、今、第二名神がつかなければこの道路がつかないということで、第二名神の促進の陳情活動が主になっているというふうにお聞きしているんですけれども、その辺をちょっと確認をしておきたいと思います。 ◯議長(尾崎 輝雄) 建設部長。 ◯建設部長(藤林 英和) 建設部長でございます。  倉議員のご質問にお答えいたします。  この木津川右岸宇治木津線につきましては、最終、城陽市のほうで第二名神のほうにタッチをしていこうという構想で考えておりますので、とりあえず第二名神のほうに今は力を入れて要望していっておるということが一つございます。  それと、この路線につきましても、まだ構想路線という位置づけをしていますので、計画路線に何とか格上げをしていただきたいということで要望をしているというのが現状でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 倉さん。 ◯11番(倉 克伊) 確かにまだ構想路線ということで、計画路線に上げるのに、大変、旧山城町時代から前町長も大分苦労されておりました。  山城町地域の、特に木津川右岸の住民にとっては、先ほどの私のJR奈良線とこの右岸道路というのは、縦軸に大変一対で考えてきた経緯がございます。そういった意味で、木津川市になりまして、そこに中央地区の開発がもう一つプラスという形で私の中には入っております。  といいますのは、今、第二名神のアクセス道路という考え方があるんですけれども、私は木津駅の東側、南側、いわゆる南地区、中央地区のアクセスとして大変縦軸の重要な道路であるというふうに思っております。  ですから、第二名神の完成という位置づけよりも、私たち木津川市の市民が、いわゆる京都方面に向かっていくための必要な道路であるということをしっかりと明記していただいて、今後、やはり上位機関、そしてこの促進協議会を通じて、ぜひとも力強く推進をしていただきたいと思っております。市長、どうでしょうか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長。 ◯市長(河井 規子) 倉議員のご質問にお答えいたします。  現在、中央地区の道路ということで、東中央線木津川架橋、そして国のほうでは163号バイパスということで天神山線、これがやはり一つのものとして通過いたしますと、当然、橋を越えますと、ここの宇治木津線のほうに向かっていきます。そこからやはり京都に進めていける道路ということでは、こういった事業を完成することによって、やはりそちらのほうにも実効性としてつながっていくものだというふうに思っておりますので、要望も根気よく続けながら、今の事業を着実に進めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 倉さん。 ◯11番(倉 克伊) せっかく東中央線、そして天神山線が仮についたとして、木津川架橋が完成したといたしましても、結局のところ、163号線、それから24号線、両サイドで詰まってしまうという可能性があります。ぜひとも、これはバイパスとして早期の完成をお願いしておきたいと思います。この質問は終わらせていただきます。  続きまして、「木津城址公園の完成に合わせた関連の整備を」と題しまして質問をいたします。  木津中央地区(城山台)に、木津城址公園が完成に向け、着々と工事が施工されております。聞き及んでいる予定では、グラウンド、そしてテニスコートも含め、平成25年度の完成で、平成26年度の供用開始と聞いております。そこで、以下のことをお聞きをいたします。  1.樹木を伐採し、山肌があらわれている現状の工事に、市民の方々から不安の声を聞いております。防災なども考慮し、のり面保護も含めた完成の状況をお聞きいたします。  2.この公園には、多目的グラウンドとテニスコート3面が併設されます。今、木津川市の社会体育施設、特にグラウンドやテニスコートなどの屋外施設の使用料や減免規定が統一をされていない状況にあります。この完成までに整理をする必要があるのではと考えますが、どうでしょうか。  3.この公園の完成を好機ととらえまして、木津スポーツセンターのテニスコートなどの周辺を整備して、狭小な木津幼稚園の園庭などの拡幅を考えてはどうかという、これは提案でございます。  この3点をお聞きします。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 倉議員のご質問にお答えいたします。  木津城址公園につきましては、木津城址を保全する文化財的部分とグラウンドとテニスコートなどを備えた社会体育施設部分がございます。  当該公園につきましては、城址の保全等から高低差のある造成を行う関係上、ご質問のように公園と既存宅地などの境界に大きなのり面ができ上がります。  現在は造成中でありまして、削られた山肌が露出しておりますが、最終的には、造成工事により安定勾配を確保するとともに、植栽などを行い、のり面の安定的な保護と木津駅からの景観を考慮し、既存種を中心とした緑地の復旧を図ってまいりたいと考えております。  また、私のマニフェストにも掲げておりますとおり、植栽を施す部分の一部には桜の木を植樹し、市民の皆様が集えるような桜の名所となるよう整備を進めてまいりたいと考えております。
     ほかのご質問につきましては、担当部長よりご答弁申し上げます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 教育長。 ◯教育長(森永 重治) 教育長であります。  倉議員の3点目のご質問にお答え申し上げます。  木津スポーツセンターのテニスコートなどは、現在、大変多くの市民に活用されている状況にあること、また平成21年度に改修したばかりでありますことから、現時点において施設の用途変更は考えておりません。  今後のことにつきましては、木津中央地区の新しい公園施設の供用開始による木津スポーツセンターへの利用状況の影響等について見きわめる必要があると考えております。  以上であります。 ◯議長(尾崎 輝雄) 教育部長。 ◯教育部長(大西 茂) 教育部長でございます。  倉議員の2点目のご質問にご答弁申し上げます。  社会体育施設のグラウンド・テニスコートなどの屋外施設の利用料金につきましては、合併以前の旧町での体系を継続しておりまして、時間単位でありますとか、午前・午後の区分単位でありますとかといったような形で統一はなされておりません。  新たに、木津城址公園施設の使用料の設定に合わせまして、今後、利用関係団体などの意見を聞きながら社会教育委員会で検討していただきたいというふうに考えております。  また、施設の減免率につきましても、管理形態の違いもありまして、統一がされていないという状況でございます。  木津川市都市公園条例、木津川市社会体育施設条例の条項にも若干の違いがございますので、今後、社会教育委員会の意見を聞きながら、統一に向けた検討が必要であるというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 倉さん。 ◯11番(倉 克伊) まず、1問目の質問をさせていただきます。  今、この庁舎からちょうど東を向きますと、まさに工事完成間際と言いましょうか、すきとりの段切り工法によって、いわゆる斜面があらわになっているんですけれども、安定的な路盤の斜面ということで、のり面保護という工法をとられているというふうに推察いたしますが、ご答弁の中に、いわゆる既存種という言葉がありましたね。いわゆる、その場にあった、生息していた樹種を植えるという、これは施行令の中にも載っておりまして、環境負荷の低減を図るために、いわゆる近傍の樹種を、自生している樹木を植えるという、こういう文言がございます。自然環境にすぐれた工法であるという形で、今、やっておられるわけです。  それで、もう一度確認をいたしますが、近傍の、いわゆる自生する樹種というのは、担当部長、ご存じでしょうか。今、どういう形で考えておられるのかをお聞きしておきたいと思います。 ◯議長(尾崎 輝雄) 建設部理事。 ◯建設部理事(中村 裕彦) 建設部理事でございます。  倉議員の再度のご質問にお答えさせていただきます。  城址公園の実施設計につきましては、今現在、URに委託をして、設計をしてもらっているところでございまして、詳細な樹種とかについては、今後、また協議ということになるんですが、もともと生えております落葉樹とか、そういうもの、ドングリとか、そういう種類の木をまぜてやっていきたいということでございます。  また、先ほど市長が申しました桜の名所にということでございますが、桜の種類もたくさんございますので、それにつきましても、もともとこの辺に生えているヤマザクラとか、そういう樹種も入れて整備をしていきたいというふうに考えておりますが、まだ詳細には樹種は決まっておりません。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 倉さん。 ◯11番(倉 克伊) 私が言いたいのは、市民の方がぱっと見られて、山肌が今現在出ているわけなんですね。どないなるんやろうというのが、一言で言うと心配なんですね。  ですから、今申しましたように、いわゆるそこにあった木を、再生なり、種から植えてさすのか、それとも小さい樹木なら、そこらに植えかえて戻すのか、それは私も知りませんが、そういう工法によってもとに戻すんだということを何らかの形で、やはりホームページで例えば完成予想図みたいな形でも描けると思うんですね。何かそういう形で、再生した木津城址というか、でき上がった城址の絵でも載せれば、十分、それで市民の方は納得すると思うんです。だから、その辺のことを私はお願いしておきたいと思うんです。それが一つの説明になると思いますので、よろしくお願いしておきたいと思います。  それから、教育長がお答えしたのは3問目ですので、2問目に先に行きます。  いわゆる料金の統一という問題なんですけれども、一昨年に木津川市内の文化施設、公民館などの使用料が統一されました。またあわせて、市民の文化活動を支援するために、文化サークル等の減免規定も条例で制定されております。これは、やっぱり市民の文化的生活、そして心の生活の支えとして、大変大きな効果を生んでいると、このように思っております。  一方で、先ほどの答弁にもありましたように、体育施設がまだであるということです。  今の状況というのは、例えば市民大会とか、大きな大会であっても、減免のあるところを各体育協会の参加の協会が減免措置のあるところをやはりとるんです。それは、値段が安いからです。どうしても、そっちのほうに偏ってしまうんです。減免のないところには、高いからということで、やはり行きません。今、そういう状況をまず知っていただきたいと思います。  そのことを踏まえまして、やはり同じ市で同じ規模の同じ施設でありながら、値段が半減されるところとされないところがあるということを考えていただきたいと思います。  ですから、私は木津城址公園の完成、いわゆる平成25年度以内に完成するというふうにお聞きしているんですけれども、合わせてということは言っていますが、やはり1年でも早い時期に社会教育委員会のほうで検討していただいて、ぜひとも減免措置をした新しい条例等を前向きに考えていただきたいと思いますが、そのことについていかがでしょうか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 教育部長。 ◯教育部長(大西 茂) 教育部長でございます。  倉議員の再質問にご答弁を申し上げます。  社会教育施設につきましても、合併以前からの料金体系をそのままということでございまして、これを統一していこうということで十分議論をしていただいて、料金改定並びに減免規定についての調整も図っていただいたというところでございますけれども、これまでの経過を見ておりますと、一度、条例改正によりまして施設の料金統一を行い、減免の規定もつくったというところでございましたけれども、その後、利用者の方々からのご意見等もあって、今回、一部の改正というような形で提案をさせていただいたというところでございます。  今回、特に外部施設の使用料につきましては、これはテニスコートやグラウンドにおきましても、明らかに料金が違うということと、減免も違う、体系も違う、それから管理形態によって違いもあるということでございますので、この点を総合的にクリアできるように全面的に調査を行って、部分、部分の改正とならないように、トータルで物事を考えたような統一が図れないかということについて、十分協議・検討をさせていただきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 倉さん。 ◯11番(倉 克伊) ぜひともお願いをしておきたいと思います。  最後に、三つ目です。  これは、私、提案型として質問をさせていただきました。  なぜ、木津城址公園の完成と木津幼稚園とがどう関連あるのかというように不思議に思われるかもしれませんが、実は私、木津幼稚園の運動会を3度ほど見学に行かせていただきました。ここに行ったことがあられる方はご存じでしょうが、まさに猫の額のような運動場で、父親・母親以外に、要するにおじいちゃん、おばあちゃん、もしくは親戚の方、たくさん来ておられますね、園児1人に対して。大変大人が多くて、どこで競技をやってはるのかなと中を見たら、小さいサークルの中で園児が大変熱心に一生懸命演技をしていたというのが印象深いです。  狭い場所は狭いなりのいろんな競技を工夫してやっておられるのに、まず一つ感動したわけなんです。ただ、運動会だけを考えてみれば、ほかに場所を借りてやればいいという意見もございますが、今、木津川市には三つの公立の幼稚園がございます。相楽幼稚園が平成23年度の初めで園児が148名で、面積が2,153平方メートル、園児1人当たりが14.5平方メートルです。高の原幼稚園が、園児が168人で、面積4,000平方メートル、園児1人当たりが23.8平方メートル、それと比べまして木津幼稚園は、園児が226人、面積が2,554平方メートルで、園児1人当たりが11.3平方メートルです。一番狭いです。高の原から比べれば、半分以下です。  また一方、テニスコートを考えてみますと、木津川市は近隣の市町の中でも、比較的人口の割にはテニスコートの数が多ございます。公営のコートが15面、それから私営のコートが8面あります。ところが、先ほどの答弁の中でも、大変使用頻度が、皆さん、テニスコートは高いです。  その高い中で、木津スポーツセンターだけが、ご存じの方もおられましょうが、ハードコートというコートでありまして、いわゆる大変足を痛めやすいコートという状況になっております。使用頻度は高いんですけれども、利用者からは比較的不評の多いコートであります。  これは、健康管理上から言いまして、今はテニスをやっておられる70歳代、60歳代、50歳代の方が非常に多いんですけれども、そういった中で、やっぱり健康維持管理でテニスをやっておられる方が多いんです。そういった中では、比較的足に負担の来るコートであるというふうに理解をしてください。  そういった中で、この木津城址公園にプラス3面できるわけであります。私は、木津幼稚園の状況を見たときに、何とかこの狭い状況を打開できないであろうかと。やはり、行政の一端を携わっている議員でもありますので、何とかそのことを考えたんですけれども、横にあるテニスコート、これをいわゆる園庭に含んでもいいんじゃないかというような考えをいたしました。  テニスコートの利用者というのは、社会人がほとんどであります。いわゆる社会人ですから、好きな場所を好きに申し込み、選択ができます。車で移動できます。片や、木津川市に生まれ、そして公立の幼稚園を希望する園児であれば、この3園のどれかをいや応なしに選択しなければならない。  そういった中で、私は大人として、例えば利用者から要望が上がってくるまで待つんじゃなしに、あの状況を見たときに、何とかしてやりたいという念に駆られても、これは不思議じゃないと思うんです。ぜひとも、これ能動的に、一遍、別に絶対にやるとかというご答弁は結構ですので、一遍、これ、検討していただけませんか。私は検討する価値はあると思うんですけれども、もう一度そのことについてちょっとご答弁をお願いします。 ◯議長(尾崎 輝雄) 教育長。 ◯教育長(森永 重治) 教育長であります。  倉議員の再質問にお答え申し上げます。  確かに、狭い運動場の幼稚園がありまして、その隣にテニスコートがある。そのテニスコートでは、利用率が非常に高いという状況、それが現状であります。その現状が変わるというのが、今回、木津城址公園の3面のテニスコートができると、そういったいい機会じゃないかというご質問だと思っております。  確かに、私も夏の炎天下の幼稚園の運動会を見に行きました。非常にひしめいておりまして、そこの中で一生懸命子どもたちが非常に難しいゲームをやっておりまして、感動を覚えたんですが、ここの狭さの部分、特に運動会、それから卒園式、それから入園式、卒園式については中央交流会館、入園式は木津スポーツセンター、運動会を近傍の小学校とかどこかでできないかということも必要かなと。  その上で、テニスコートについては、議員のご指摘のありました近傍の他市町のテニスコート面と比べて非常に合併効果といいますか、非常に多い状況です。木津川市だけで見ていますと、ただ兜台、木津川台、梅美台、それから今後予定される木津城址公園と、大きな開発に伴うところの関連施設として整備されている。そういった意味で、旧町で言うと、今のスポーツセンターのところだけと。  ですから、そういった部分の利用者の状況であるとか、それから先ほども申し上げました、木津城址公園ができることで、テニス愛好者へ向けての供給量というのは非常に多いわけですので、どんな状況になるかということ、それから現実の問題、平成21年度にテニスコートの整備を260万円ぐらいかけてやっております。そういった税金を含めた市民感覚といいますか、そういったことやら、いろんなことを含めて検討したいと、そう思っております。  以上であります。 ◯議長(尾崎 輝雄) 倉さん。 ◯11番(倉 克伊) 私の思いはそういうことでありまして、地元の市長の思いも一応お聞かせください。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長。 ◯市長(河井 規子) 倉議員のご質問にお答えいたします。  非常に子どもたちが多いということで、私も運動会をのぞきに行きましたけれども、非常に手狭だなというふうに思っております。  今のテニスコートの件につきましても、整備をして、今、使っていただいている状況をまずは把握をさせていただくということも大事ですし、今後、一度駐車場についても検討したことが以前にはあるんですけれども、そういった全体の幼稚園のあり方についても、教育委員会と十分に検討を重ねていきたいなというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 倉さん。 ◯11番(倉 克伊) ぜひともよろしくお願いを申し上げまして、私の質問を終わります。どうもありがとうございました。      ──────────────────────── ◯議長(尾崎 輝雄) 本日の一般質問の予定が終わりましたので、本日の会議を閉じます。  あす16日は、午前9時30分から再開し、引き続き一般質問を行いますので、ご参集くださいますようお願い申し上げます。  それでは、本日、これで散会いたします。  皆様、ご苦労さまでございました。                         午後4時17分 散会 このサイトの全ての著作権は木津川市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) KIZUGAWA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....